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A「終わらない……。」
パソコンと向き合って2時間。
ただひたすら音響編集ソフトをいじるだけの作業。
ただいま、私はMIXの作業中。
そして、この作業は私の新作でも何でもない。
依頼主は…
真冬「A〜!作業終わった、かまって!」
バンと音を立てて入ってきたのは、
私の彼氏の真冬。
A「いやいや、私まだ作業終わってないから…
あーもう抱き着かないの!」
いつもどうりの後ろからのハグ。
お陰で、こっちは作業しにくて仕方がない。
真冬「ふふふ。だってAいい匂いするし、
ぎゅーってしやすいんだもん。」
そう言って満足げに私の首に顔うめる真冬。
A「それ、くすぐったいんだって…」
真冬「うん、知ってる。」
へへへなんて笑うけど、
いや、笑い事じゃないからね?うん。
とにかく今は部屋に入ってきてほしくなかった。
その理由は…
真冬「あ、また彼方さんのMIXしてる!」
…あ、終わった。
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作者名:*かくしごと* | 作者ホームページ:https://twitter.com/nnkauratuku
作成日時:2018年1月8日 10時