兄の相方に恋をしてしまいました２【After the Rain】

50（最終話） ページ26

「もう絶対離さないから」

そういったそらるさんの顔は今までで一番かっこよく

笑顔が輝いていた。

貴「私もそらるさんのこと離しません

あ、そうだ」

そ「ん？」

私は自分の左のピアスをとりそらるさんの左耳につけた。

そ「俺がピアス開けてること知ってたの？」

貴「当り前じゃないですか

そらるさんのことどんだけ推してきたと思ってるんですか」

青色の羽が付いたピアス

そ「これくれるの？」

貴「その、今なにも持ってないので

こんなのしかあげれませんが

今日の記念です。・・・仲直りの記念」

そ「ねぇ、もう一回キスしていい？

まぁ嫌って言ってもするけど」

そういってそらるさんは返答を待たずにキスをする。

貴「ちょ、っ、ちょっと待ってくださいそらるさん」

そ「なに」

いいところだったのにと少し拗ねるそらるさん

貴「キスは別に嫌じゃないんですけど

そらるさん今日定期配信の日ですよね？」

そ「そうだけど」

貴「そろそろ帰らないと放送間に合いません」

そらるさんは慌てて時計を見る

そ「やば」

貴「帰りましょうか

私も一緒に帰ります」

こうやって私たちは無事仲直りして家に帰ってきたのでした。

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