【小説】能力者の通う学園【募集企画】

第4話 「それぞれ」繭 ページ4

繭Side

新学期___


ごく普通の家庭なら朝から新学期の話に盛り上がることもあるだろう

そしてら普通に準備して、普通に朝ごはん食べて、普通に歯を磨いたり、普通に登校する

みんなにとってはこれは普通だろ？って思うかもしれない。

だけど、私は「普通」って言葉に憧れていた。


新学期だからこそ、私も普通に過ごすはずだったのに、、





なのに！！！_____




「「「「お嬢！！おはようございます！！」」」」


「………おはよ」


前言撤回。私には普通は存在しないんだった

私、篠崎繭は 篠崎組のマフィアの一人娘である

両親は海外で仕事をしているため不在している中、下っ端達が私の親代わりをしている。


「お嬢！お車の用意が出来ました。」


「もう！！私は大丈夫だから！！」


あんな車で行ったら明らかに私の人生は終わる。。

「帰りも迎えに来ないでね！！」っというと家を飛び出す

奇跡的にも学校から近かったので多少体があつくなったが、学校の校門で一度止まる


私はこの学校生活は「普通」に過ごしてみせる！！





桐斗Side


甘い言葉を吐けば 誰もが俺を求める


来る者拒まず去る者は追わず



これが俺。


「桐斗くぅーん！今日予定は？」


「んー？今日はとくに何もないけど？」


「ならぁ！遊ぼ？」


「ずるい！私が先なんだけど！！」

「はいはい、仲良く仲良く笑」

新学期早々、玄関で女子達に捕まり 女子特有の甘ったるい声に耳を傾ける。

なんだか、どんどん飽きてきたな


そろそろ変え時ようかな


田神桐斗。19歳。今日も わるい子 です (ﾆｺｯ)

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