宙～SORA～ (ページ17)

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☆ ページ17

Aside

A｢じゃあ行ってくるね！｣

お｢行ってらっしゃい、気おつけて行ってくるんだよ～｣

海人の家までは自転車で行くけど料理を届ける時は崩れないように歩きで行く

風呂敷なんて今どきダサいと思うけど案外この古風さが好きだったりするんだよね笑笑

のんびり海沿いを歩いていると海風がやわらかく当たって気持ちがいい

今日は連絡しないで行ってるから、突然やって来た私を見てびっくりするだろうな笑

きっと驚いた顔をして、それから嬉しそうに笑うんだろう、その笑顔を想像すると自然と足取りが軽くなった

しばらく歩いていると海人の家が見えてきた

A｢かいとー！お昼ご飯持ってきたよ！｣

いつもの様に玄関を素通りして庭に入り、縁側から声をかける

A｢海人居ないのー？｣

もう一度呼んだら奥からバタバタと慌ただしい足音が聞こえてきた

海｢えｯ？！急にどうした？ビックリなんだけど！｣

自分が思った通りの反応を返してきて思わず笑ってしまった笑

A｢ごめんね急に笑部活行く前に渡そうと思ったて、どうせご飯コンビニで済ませる気でしょ？｣

そう言いながら風呂敷を開く

海｢わぁ！おばあちゃんのご飯だ！やった！｣

A｢ちょっといつもより量が多くなっちゃったけど…｣

海｢全然大丈夫だよ！こんだけあったら明日まで食べる物困らない！｣

A｢ちゃんと冷蔵庫に入れといてよ？傷んじゃうから｣

海｢分かってるよー。お昼だし食べよっかな！あ、A上がりなよ！麦茶くらいしか出せないけど｣

A｢じゃあお言葉に甘えて…｣

海人が部活に行くまで家に上がらせてもらうことにした