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「ブレイクアウト・・・コア・・・？」
ブレイクアウト計画に必要不可欠である『ブレイクアウト・コア』
しかし誰もそれを見たことがなく、形も、どこに存在するかも分からない
計画を阻止するには、＜伝道師＞の手に渡る前に『ブレイクアウト・コア』を見つける必要がある
今、この男は、阿部を『ブレイクアウト・コア』と言った
男の言葉の意味を理解できず、阿部はただ男を見上げることしかできなかった
「・・・さて、さっさと撤収するか、いくら4体の強力なジャンクが相手と言えど、＜スノーマン＞ならそう時間をかけず蹴散らしてしまうだろう」
＜スノーマン＞という言葉に、ようやく阿部が反応する
「舘さんを・・・知ってるのか・・・！？」
「黙れ」
途端、男は阿部の体を締め上げた
「ああっ・・・、ぅ・・・」
「貴様は『狭間の魔』を動かす鍵だ、最早その体も貴様の意思も必要ない」
男の言葉は冷たく、威圧的だった
何とか抜け出そうにも、男の腕はしっかり阿部を捕らえ、逃げることができない
・・・苦しい・・・
・・・怖い・・・
・・・助けて・・・
「・・・舘さん・・・」
「・・・宮舘涼太、奴のせいでここまで計画が滞るとはな」
「どういう・・・ことだ・・・？」
「あいつは『ブレイクアウト・コア』を奪い、あと一歩だったブレイクアウト計画を妨害した、忌々しい・・・！」
嬉々としていた男だが、宮舘の名を口にした途端、不機嫌な態度を露わにした
「『ブレイクアウト・コア』って、一体・・・」
阿部の言葉に、男は怪訝な表情を浮かべる
「どういうことだ？かつて与えた情報を記録していないことなどあるまい」
「情報を与えた・・・？あなたが・・・？俺はあなたのことなんて知らない」
「・・・これも奴の仕業か？まったく、余計なことをしてくれる・・・」
男は苦々しく溜息をつき、話を続けた
「計画の中枢であり、万物を破壊する怪物、・・・それを動かすためには、膨大なエネルギーと、非現実に干渉可能な「核」が必要だった」
「非現実への干渉・・・？」
「彼岸、異次元、本来なら人が直接干渉することが不可能な世界・・・、身近なものならば、電脳空間だな」
「・・・・・！！」
目を見開く阿部に、男は不敵な笑みを浮かべた顔を近づける
「電脳空間に干渉できる異能を作り出し、それを適正の高い子供に与えることで、『ブレイクアウト・コア』が誕生した」
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天照(プロフ) - さっくさくなパンダかな？さん» 絶体絶命の状況でございます、阿部ちゃん大ピンチです、舘様助けて〜 (1月14日 19時) (
レス) id: 8d018a4196 (このIDを非表示/違反報告)
さっくさくなパンダかな？ - えっ！どうなんの！ちょー気になる、 (1月13日 22時) (レス) @page18 id: 37232c53cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2025年1月6日 18時
