act27-10 ページ48
先代さんの手が突き出される
逃れる術はない、ただ繰り出される攻撃を、受けるしかなかった
思考が上手く働かないのか、諦めの感情が芽生えてしまっているのか
私は下を向き、呆然としていた
先代「消えろ！」
先代さんの攻撃・・・闇の塊だろう、それが放たれたことが風を切る音で分かった
もう・・・動く力も、抵抗する気持ちも残っていない
私・・・このまま・・・
手越「Aッッ！！！」
私を呼ぶ声に、反射的に顔を上げる
祐也が私の前に立ち、刀を前に突き出して突風で闇の塊を止めていた
「祐也・・・」
手越「まだ終わってない・・・ッ！だから・・・諦めるな！」
「・・・でも・・・、皆が・・・」
手越「まだ戦える・・・！俺も・・・皆も・・・！」
満身創痍の体で、無理しているのではないかと不安になった
けれど祐也の言葉からは、強い意思が感じられた
手越「決めたじゃねえか・・・！先代を止めて・・・戦いを終わらせるって・・・！Aの決意は・・・こんなことで潰えるほど弱いものだったのか！？」
「・・・・・！それは・・・」
手越「俺はAを・・・信じてる！Aは絶対に・・・先代に負けたりしねえ！」
風の威力が増し、闇の塊を押し返し始める
先代「馬鹿な・・・！？まだそんな力が残っていたのか・・・！？」
先代さんは背中の闇を鋭利な槍の様に変化させ、こちらに伸ばしてきた
その攻撃を、水の盾が止める
先代「・・・・・！？」
小山「Aに・・・手出しはさせない！！」
私の少し後ろで、慶一郎が槌を前に突き出していた
先代さんの攻撃は圧倒的で、水の盾を容易く破壊してきた
だけど、今は・・・
先代「チッ・・・！どこまでも私の邪魔をしやがって！」
先代さんは両手を突き出し、先程よりも巨大な闇の塊を作り出した
それが放たれる寸前、雷と炎が炸裂し、彼女の体を吹き飛ばす
先代「ぐ・・・！」
先代さんに・・・攻撃が通った・・・！？
立て続けに、風が闇の塊を打ち破り、水の盾が漆黒の槍を押し返した
3人も祐也同様私の前に立ち、NEWSが私の前に並ぶ
「皆・・・！」
私の心を染めていた諦めの感情が、徐々に薄れていく
増田「もっと俺達を信じてくれ、俺達の強さは・・・Aが証明してくれたんだから」
「・・・うん！」
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天照(プロフ) - masugayaさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！毎日楽しみにしていただいて、光栄な限りです。最後までドキドキをお届けで出来るよう頑張ります。これからも応援していただければ、作者が泣いて喜びます。 (2018年10月31日 20時) (
レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - ラストスパートですね...！陰ながら一喜一憂して見させていただいてます！毎日楽しみです。頑張ってください、！ (2018年10月30日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！様々な謎が次々と明らかになり、驚いて下さるのは私が期待したリアクションだったりします。最終決戦間近、主人公もアホテラスも頑張ります。 (2018年10月28日 19時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - キセキがお母さんということや、NEWSが元人間というのにびっくりしました！夢主にはとても頑張って欲しいです！ (2018年10月27日 22時) (レス) id: de1e2b87c0 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 非常に長い小説を最初から・・・、とても嬉しいです！感謝感激です！ありがとうございます！新たな発見があったり、これが伏線だったのかな、と気付いていただければ光栄です。何度も読みたくなると思っていただけるとこれほど嬉しいことはありません。 (2018年10月24日 19時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年10月14日 18時
