act25-20 2 ページ49
その時、辺りに轟音と震動が響き渡った
私達は思わずしゃがみ込み、耳を塞いだ
震動が静まったのが分かり、立ち上がる
キセキ「何が・・・起こったのでしょう・・・？」
「今の音・・・、外からだ！」
私は急いで、来た道を戻った
振り返り、キセキさんが来ているのを確認する
階段を駆け上がり、地上に戻ってきた
「え・・・！？」
辺りを見渡すと、本棚が倒れており、本が辺りに散らばっていた
さっきの震動の影響だろう
キセキ「近くで何かあったのでしょうか・・・？外に出ましょう」
「はい！」
私達は部屋の外に出た
見たところ、敷地内は特に変化はない
だけど・・・
キセキ「Aさん！宮殿が・・・！」
「！！」
宮殿の様子を目の当たりにし、言葉を失った
荘厳で立派だった宮殿全体に、亀裂が入り、徐々に崩れ始めていた
近くにいては巻き込まれると思い、咄嗟に離れる
何が起こったの・・・！？
近くに地鬼はいない、今の衝撃は地鬼によるものではない
まさか・・・
「キセキさん！すぐにここを離れましょう！」
キセキ「！は、はい・・・」
私はキセキさんの腕を掴み、少し強引に引っ張ってその場を離れた
ふと、胸が高鳴った様な気がした
危機的状況で、そんな場合じゃないと理解しているのに・・・
手を引いてどんどん先を進み、後ろを見ると困った様な笑顔でこちらを見る―――――――
・・・あれ、これって・・・
後方で激しい音が聞こえ、我に返る
気付けば私達は、だいぶ宮殿から離れていた
宮殿が、跡形もなく倒壊していた
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天照(プロフ) - masugayaさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しんでいただけて光栄な限りです。最後まで全力疾走しますので、応援よろしくお願いします。 (2018年9月28日 23時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - いつもハラハラしながら見てます！いよいよ終盤ですが、更新頑張ってください！ (2018年9月27日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» いつもありがとうございます！凄く嬉しいです！お、お気に入りだとは・・・、身に余る光栄です。かなり長く続いてますが、物語も終盤です。最後まで応援よろしくお願いします。 (2018年9月17日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 天照さん、続編おめでとうございます！私は、占ツクは、読む専なんですが、その中でも、かなりお気に入りの一作です！これからも頑張ってください！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年9月16日 18時
