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act22-13 ページ6

サダメ「四凶と一緒にいるうちに、無力な自分が許せなくなった、彼らの力になるために、どんなことでもすると決めたわ」

「どんな・・・ことでも・・・?」


サダメさんの言葉が、一瞬恐ろしく感じた


サダメ「・・・私は・・・彼らと同じ存在となる禁呪を見つけ出し・・・自らに使った」

「禁呪・・・?」

サダメ「・・・・・」


サダメさんは口を閉ざした


続く言葉を発言するのが辛いように見える






サダメ「・・・生物を・・・地鬼に変える方法よ」





「・・・・・!?」


サダメ「驚いたかしら?私は・・・地鬼になったのよ、人間としての体や生命は、その時に捨ててしまったわ」

「サダメさんが・・・地鬼・・・!?」

サダメ「といっても、結局あまり貢献出来なかったけどね、覚醒した能力でほんの少し手助けは出来たけど」

「あ、あの!四凶と同じ存在ってことは・・・」

サダメ「・・・そうよ、彼らは地界人ではない、強力な力で生み出された地鬼なのよ」


四凶の4人が・・・地鬼だったなんて・・・


サダメ「戦うために生み出された彼らだけど、他の地鬼と比べて自分の意思が強かった、ある日・・・地界人に使役され続けていた彼らはその支配から逃れ、好き勝手に暴れ出したわ」

「・・・・・」

サダメ「これ以上誰かに道具の様に使われるのは御免だって言ってたくせに、4人とも、私のためなら命だって懸けられる・・・だって、おかしいわよね」

「4人は・・・自分を信じてくれたサダメさんが大切だったんだと思います」

サダメ「・・・嬉しいわね、こんな私を信じてくれるなんて・・・」

「サダメさん・・・」

サダメ「それから彼らは地界のために戦う意思を取り戻して、地界の四神として戦い続けたわ」


感情の変化こそ見られなかったが、サダメさんの言葉からは熱い思いが感じられた



サダメ「戦いが終わり、私は人間界に帰ってきた、だけど・・・既に人の体を捨てた私が人間界に存在することなんて・・・許されなかった」


一度俯き、サダメさんは私を見つめた


サダメ「・・・地鬼は消える時、どうなるか分かる?」

「・・・はい・・・」


その後の彼女の話を予想し、体が震える








サダメ「人間界に戻ってから数日後、私は家族や知人に会うことなく、誰もいない場所で・・・砂になって消えたわ」

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天照(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!こんなに長い小説を全て・・・、光栄な限りです。今後とも楽しんでいただけるよう頑張ります。カオスの極みの小説ですが、これからも応援よろしくお願いします。 (2018年8月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はじめまして!今日このお話を最初から全部見てきました!ずっと読んでいられるくらい物語に引き込まれました!これからのお話も楽しみにしています。 (2018年8月27日 16時) (レス) id: 18bedae0a2 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しみにしていただき、この上なく光栄です。いつも感想をいただき、心から感謝感激です。これからも頑張ります。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 移行おめでとうございます!めっちゃ楽しみでした!これからもfightです! (2018年8月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天照 | 作成日時:2018年8月16日 18時

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