act22-11 ページ3
美しくも儚い瞳で、私を見つめるサダメさん
まだ、何も言ってくれない
サダメ「・・・あの時、強大な力が発生し、私は再び地界に降り立った」
ようやく口を開いたが、サダメさんが伝えたいことがその言葉だけでは理解出来なかった
「・・・あの時？強力な力？」
サダメ「天界にもキセキが現れたでしょう？あの時よ」
「強力な力・・・とは？」
サダメ「詳しくは分からないけど、天界でも地界でも、人間界でもない『狭間(はざま)』から、その力は発生した」
「狭間・・・？」
サダメ「古い書物によれば、かつて世界を分けた天変地異も狭間から発生した力によるものではないか・・・って説もあるわ」
「私達が知る世界とは違う場所・・・でしょうか？」
サダメ「そうね、だけど狭間が本当に存在する確証はないわ、あくまで少ない文献にそう記されているだけ」
天界や地界など、人間の私から見たら非現実的なものをたくさん見てきたため、狭間が存在しようと今更驚かない
サダメ「とても吃驚したわ、だって私がまた地界に来るなんて絶対にないと思っていたから」
「絶対に・・・ですか？」
サダメ「ええ、絶対に」
なぜ絶対と言い切るのか、私は疑問に思った
何となくだけど、私に話したい内容の核心がそこにあるのだと感じる
けれどサダメさんはそこで、言葉を止めてしまった
「・・・教えて下さい、どうして絶対にないと思っていたのか」
今度は私から、話の続きを促す
サダメさんは私から何かを感じ取ったのか、少し驚いたように目を見開いた後、クスッと笑った
張り詰めていた空気が少し和らいだような気がする
サダメ「貴女になら話せるわ、A、本当のことを」
「え・・・」
サダメ「これから話すこと、とても信じられないかもしれないけど、聞いてくれる？」
「はい、天界とか地界とか、今までも何度か信じられない体験をしていますし・・・」
サダメ「それもそうね、じゃあ発生した強力な力が何なのかを話すわ」
それが重要な内容なのだと察した私は、しっかりと頷いた
サダメ「その力は・・・生命体に近しい存在を作ることよ」
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天照(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！こんなに長い小説を全て・・・、光栄な限りです。今後とも楽しんでいただけるよう頑張ります。カオスの極みの小説ですが、これからも応援よろしくお願いします。 (2018年8月27日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はじめまして！今日このお話を最初から全部見てきました！ずっと読んでいられるくらい物語に引き込まれました！これからのお話も楽しみにしています。 (2018年8月27日 16時) (レス) id: 18bedae0a2 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しみにしていただき、この上なく光栄です。いつも感想をいただき、心から感謝感激です。これからも頑張ります。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 移行おめでとうございます！めっちゃ楽しみでした！これからもfightです！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年8月16日 18時
