4人は神様！？ 9

act20-8 ページ33

どうしよう・・・




咄嗟に思い浮かんだ作戦



上手くいくかもしれないという期待と、成功するかどうか分からないという不安



私が実行すればいいなら、すぐにでも動いていただろう



けれど、戦っているのはNEWSの4人だ


失敗して、彼らを傷つけてしまったら・・・



行き詰まった状況、自分の思い付きで打開出来る自信がない


やっぱり、皆に伝えるのは止めよう・・・





加藤「A？」


私を支えていたシゲアキが、俯いていた私の顔を後ろから覗き込んだ


「・・・・・！ごめん、ボーっとしてた・・・」

加藤「・・・何か方法があるなら言ってくれ」


シゲアキは視線を地鬼に戻してそう伝えた


「え・・・」

加藤「お前はいつだって俺達のことを考えてくれてる、こんな状況で気を抜くような奴じゃない、もし何か打開策を思いついて、それがリスクを伴うものであっても、構わない」


私の心を見透かしたような言葉だった


加藤「俺はお前を信じる、だからお前も、俺達を信じろ」



まるで背中を押されたように、私は勇気と自信を取り戻した


そうだ、とにかくやってみないと・・・！


今までだって成功する保証がなくても、やれることをやってきたじゃんか


大丈夫、皆ならきっと・・・！





「皆！！こっちに来て！！」



皆に聞こえるように大声を出す


離れた場所にいた3人はこくんと頷き、地鬼を能力で遠ざけてこちらに来てくれた





手越「A、何か思いついた？」


呼んだだけなのに、どうして分かったんだろう・・・？


「うん、上手くいくかどうか分からないけど・・・」



私は4人に閃いた作戦を伝えた






小山「分かった、やってみよう！」

増田「応！行くぞ！」


皆行動に不安や躊躇いがない


安全じゃないし、失敗する可能性だってあるのに・・・


だけど、嬉しかった


皆が諦めていないこと、私を信じてくれたこと


私も・・・皆を信じる！

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