4人は神様！？ 8

act18-7 ページ34

私は天界の姫だし、地鬼が天界を蹂躙するのは許せない



だけど、こんなやり方で地界の人達を苦しめる地界の姫はもっと許せない



この人達を・・・助けたい！




「私は・・・天界と地界の戦いを終わらせたいです」

男性1「我々も同じだ、もう・・・戦いたくない！」

男性2「ずっと昔に・・・、戦いは終わったはずなのに・・・、どうしてまたこんなことを・・・」


皆さんは・・・戦うことを望んでいないんだ


姫の都合で・・・戦いが続いているだけ・・・



「・・・ごめんなさい、今の私には、どうすることも・・・」

男性3「分かってる、誰にも、どうにも出来ない」

「でも、必ず皆さんを助けます！だから、もう少しだけ待っていてください！」


私の言葉に、皆さんは戸惑っていた


男性4「助けるって・・・、あんた、天界の姫だろ？」

「天界も地界も関係ありません、皆さんが苦しんでいるのに、見過ごすことなんて出来ません」

男性5「だが・・・、どうやって・・・」

「これから考えます、それに、私には・・・信頼出来る仲間がいます、皆と一緒に、戦いを止めます！」


具体的な方法なんてない


けれど私は、本当にそう出来ると信じている




NEWSと一緒なら―――――――







男性1「・・・変わったお嬢さんだな」

「そう・・・ですか？」

男性2「だが今は、あんたに頼るしかなさそうだ」

男性3「天界の姫様に頼るのも不思議な感じがするが・・・、どうか・・・助けてくれ・・・！」


地界の人達は次々と頭を下げた


私は慌てて顔を上げるよう促す


「子供達が皆さんの帰りを待っています、いつかきっと・・・、ここを出ましょう」

男性1「・・・ああ！」


先程まで苦しみと絶望で暗かった皆さんの表情が、少しずつだが明るくなっていた

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