4人は神様！？ 7

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キセキ「私から正式に任命します、Aさん、貴女はこれより、天界の『姫』です」


キセキさんは私の手をとり、両手で包み込んだ


「まだまだ未熟ですが・・・、頑張ります！」

キセキ「貴女ならきっと・・・、天界を光射す未来へと導けます」

「大袈裟ですよ・・・、キセキさんも一緒に・・・頑張りましょう」

キセキ「・・・ええ、そうですね・・・」


キセキさんの声が少し小さくなる


気になって彼女を眺めるが、笑顔で私を見つめていたため、あまり深く気にしないことにした


「皆さんも・・・、こんな私を、支えて下さい」


街の人達の方を向き、深く頭を下げる


誰も言葉を返さない





少年1「こちらこそよろしくお願いします！」



頭を上げると、一人の男の子が元気にそう言ってお辞儀をしていた


それに続き、子供達が「お願いします！」と口にする



少年2「僕は、姫様が二人いてもいいと思う！」

少女1「私はA様もキセキ様も大好きだよ！」

少女2「お父さん、お母さん、皆もいいでしょ？」


子供達の視線を受け、街の人達は戸惑っていた



「すぐに受け入れてくれなくても構いません、少しずつ・・・、皆さんに認めてもらえるよう努力します」



街の人達はしばらくこちらを眺めていたが、背を向けて公園を去っていった




やっぱり、すぐには分かってもらえないよね・・・




でも、それでもいい




これから頑張っていけばいいんだ





キセキ「私達も帰りましょう」

「先に戻っていてください、私はこの子達を送っていきます」


私は隣にいた女の子や、公園に残っていた子供達に目を向ける


手越「A、俺も手伝う！」

小山「俺も！」

増田「皆で行こうぜ、いいだろ？」

「うん、ありがとう」



私達は子供達を一人一人家まで送った





宮殿に着いた時には、空が暗くなっていた

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