act16-4 2 ページ38
キセキ「・・・今やAさんは、『姫』として申し分ありません」
「・・・キセキさんには程遠いです」
キセキ「私と同じである必要はありません、ありのままの貴女の姿が、天界の光となります」
明らかに大袈裟なキセキさんの話に、私は少し戸惑った
「私は・・・少しでも天界の力になれればと思っているだけで・・・、姫だからとか人間だからとか、あんまり気にしていません」
キセキ「自分の意思で誰かのために行動出来ることは、とても素晴らしいことです」
キセキさんは再び私の方を向き、両手で私の手をとった
その澄んだ瞳から、何かを決意したような強い意思を感じる
キセキ「Aさん、貴女こそ・・・、天界の『姫』となるべきです」
「で、ですが、天界にはキセキさんがいますし・・・」
キセキ「私が姫だったのはかつてのことです、今の天界の姫は・・・貴女です」
「そんな・・・荷が重すぎます、それに、私のことを良く思ってない方はたくさんいますし・・・」
キセキ「自信を持って下さい、貴女はこれまで何度も逆境を乗り越えてきました」
「それは・・・皆がいたからです、私一人ではここまで頑張ってこれませんでした」
キセキ「・・・やはり、貴女は姫に相応しいです、なぜなら貴女は、本当に大切なことを忘れていません」
「本当に大切なこと・・・？」
キセキ「仲間との信頼、絆です、支え合うことは、決して弱さではありません」
その言葉に、私は力強く頷いた
同時に、勇気が湧いてくる
「未熟かもしれませんが・・・、少しずつ頑張ってみます」
キセキ「Aさん・・・、ありがとうございます」
キセキさんは立ち上がって私の方を向き、お辞儀をした
そろそろ戻りましょう、とキセキさんは先に宮殿に戻っていった
それにしてもどうして、キセキさんはここまで私に姫になってもらうことにこだわるんだろう・・・？
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天照(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しみにしていただき感謝感激です。頑張る活力をいただきました。 (2018年5月12日 18時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - はじめまして！密かに読ませていただいています^^ 学校から帰って来てからの毎日の楽しみです！これからもすごく楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2018年5月11日 19時) (レス) id: d9ceb7abc3 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しんでいただき光栄な限りです。心遣い、心より感謝致します。 (2018年5月10日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして♪いつも楽しく読んでます、無理せず頑張って下さいね♪ (2018年5月9日 20時) (レス) id: 86260494da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年5月8日 19時
