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act15-11 ページ17

〜加藤side〜



ようやく、体中の痛みが癒えてきた


小鳥の羽根もすっかり治り、元気になったようだ


俺を置いて飛んで帰ればいいのに、こいつはずっと俺のそばにいてくれた




小鳥を肩に乗せ、俺は街の人に会わないように気をつけながら、朱雀の里へ向かった







途中、ある異変に気付く




加藤「岩が・・・壊れてる・・・」



里の前に塞がっていた岩が、なぜか砕けていた


それでも歩いては通れそうになかったので、俺は飛んで岩を越えた







やっと帰ってこれた・・・





懐かしい景色、懐かしい風




皆は・・・元気かな・・・?



俺のこと・・・心配してるかな・・・?





加藤「ただいま!」




俺の声に反応し、朱雀達が集まってくる



ずっと会いたかった、大好きな仲間達


自分の居場所に帰れたのだと実感する







けれど俺の前に立つ仲間達の眼は冷たく、俺を睨むように見ていた


街の人達が俺に向けた目と、同じ・・・



加藤「・・・皆・・・?」

男性1「シゲアキ・・・、街の奴に会ったのか?」

加藤「え?あ、ああ・・・」

男性2「だったら・・・、もうここにお前の居場所はない」



言っている意味が分からなかった



せっかく戻ってきたのに、どうしてそんなこと言うんだよ・・・!



男性3「他の種族の奴と関わるなんて、何を考えてるんだ!」

加藤「関わりたかった訳じゃない、・・・仕方なかったんだ・・・」

男性4「とにかく、二度と里に戻ってくるな!お前はもう、余所者だ」

加藤「!?待って!そんな・・・」

男性5「出ていけ!お前はもう仲間じゃない!」



仲間じゃない



その言葉が止めになり、俺は気力を失いがくんと膝をついた


朱雀の一人がそんな俺の肩を掴み、後ろに突き飛ばした


乗っていた小鳥が飛んでいく





力の入らない体で何とか立ち上がり、俺は仲間・・・だと思っていた人達に背を向けて里を離れた



出ていけ!余所者!という声が絶えず背中から聞こえる









もう俺には、帰る場所がない







もう俺には、仲間がいない






俺の居場所は、どこにもない









俺は、一人だ―――――――

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天照(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しみにしていただき感謝感激です。頑張る活力をいただきました。 (5月12日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - はじめまして!密かに読ませていただいています^^ 学校から帰って来てからの毎日の楽しみです!これからもすごく楽しみにしています!更新頑張ってください! (5月11日 19時) (レス) id: d9ceb7abc3 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しんでいただき光栄な限りです。心遣い、心より感謝致します。 (5月10日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして♪いつも楽しく読んでます、無理せず頑張って下さいね♪ (5月9日 20時) (レス) id: 86260494da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天照 | 作成日時:2018年5月8日 19時

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