act13-8 ページ7
「凄い・・・！凄いよ！二人とも！」
私は祐也と貴久に駆け寄った
二人は武器を消すと、私の方を向いた
手越「やってみないと分からないって言ったろ？」
「そうだね、私も二人のこと信じてたよ」
増田「サンキュ、正直言うとちょっと驚いてるけど」
手越「少しは苦戦するかとは思ってたけど・・・、まあ、無事だったんだし良かったじゃん」
「二人とも、前より強くなったよね」
手越「そう？」
「うん、絶対そうだよ！」
増田「心の傷を乗り越えたからかもな」
手越「俺も・・・、そういう意味では、Aのおかげだよ」
「私は何もしてないよ、里に地鬼が攻めてきた時も、二人に助けられたし・・・」
手越「Aがいなかったら、俺は間違いなくやられてた」
増田「俺だってそうだ、ありがとな、A」
二人の気持ちが嬉しくて、私は僅かに頬を染めた
手越「A、何も出来ないとか、力になれないとか思わないで、俺達はAがいるだけで、支えになってるんだから」
「祐也・・・」
手越「Aが今まで頑張ってきたのも知ってるし、きっと皆にも伝わるよ」
増田「やってきたことに意味のないことなんてねえよ、少なくとも・・・俺はAの努力が無駄だったなんて思わない」
「貴久・・・」
手越「だからさ、今まで通りのAでいてよ！優しくて元気で、誰かのために一生懸命になれるAが、俺は好きだよ」
「・・・ありがとう、私が私らしくいられるのは、二人のおかげだよ」
増田「特別なことなんてしてねえよ」
「私もだよ、でも・・・特別じゃなくてもいい」
何もなくても、いつもと変わらない日常でも・・・
二人が一緒にいてくれるだけで・・・私は幸せだよ
「あ・・・」
手越「どうかした？」
「朝日が・・・」
地平線の先から、太陽が昇る
地鬼と戦っていた時は夜だったのに、そんなに時間が経っていたんだな・・・
だけど、さっきの戦いの興奮で、まだ眠くない
増田「もう朝になったのか・・・」
手越「夜通し戦ったのに、全然眠くない」
「私も」
増田「同じく」
そのまま私達は、昇る朝日を見ながら他愛もない会話で時間を過ごした
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年4月17日 19時
