act14-15 ページ38
〜小山side〜
里の最奥に到着すると、俺が来るのを待っていたかのようにキュウキが佇んでいた
呼吸を整え、槌を構える
キュウキ「来ると思っていましたよ、・・・一人で」
小山「これ以上・・・お前の好きにはさせない！」
キュウキ「仮に私を止めることが出来ても、里はまた水の底に沈むことになるでしょう」
小山「でも・・・あの時壊滅した里は元通りになった、皆が無事なら・・・何度でもやり直せる！」
キュウキ「ですが、貴方は無事ではすみませんよ」
小山「俺はどうなろうと構わない、ここで果てることになろうとも・・・お前を止める！」
槌を地面に打ち付け、波を発生させた
キュウキは槍を前に構えると、前方に光の壁が出現し、俺の攻撃を防いだ
間髪入れず、蛇を2匹奴に向かわせる
キュウキは口角を吊り上げ、槍を地面に突き刺した
刹那、小さな光の玉が奴の周りにたくさん出現した
蛇がキュウキに噛みつこうと迫った瞬間、光の玉が発行し、破裂した
その閃光に、思わず目を瞑る
片手で光を遮りながら、うっすら目を開けると、徐々に光が収まっていた
キュウキの周りの光の玉はなくなっている
改めて槌を強く握る
小山「・・・ッ！」
突然、右手の甲に痛みを感じた
見ると、何かで切り裂かれたような傷が出来ている
小山「！」
何を感じたか分からないが、不意に上空を見上げた
俺の頭上に、無数の光の矢が浮かんでいた
一斉に、雨の様に矢が降ってくる
小山「くっ・・・！」
槌の先を地面に打ち付ける
すると、亀の甲羅を模ったドーム状のバリアが俺を中心に出現した
光の矢がバリアに弾かれる
キュウキ「無駄です」
俺の足元が突然輝きだす
しまった・・・！
地面から槍のように鋭利な光が突き出し、俺の体を斬りつけた
集中力が途切れそうになったが、尚も降り注ぐ光の矢を防ぐため、バリアを保ち続ける
バリアの前方に、亀裂が入る
キュウキの槍の先が、僅かにバリアを貫いていた
槍の先端に光が集まる
俺はバリアを消し、咄嗟にその場を飛び退いた
槍からは光線が、空からは光の矢が襲いかかる
小山「う・・・ぐ・・・！」
直撃は免れたものの、既に受けていたダメージもあり、回避しきれなかった
前のめりになり、そのまま倒れる
キュウキ「・・・どうやら、私が止めを刺すまでもないようです」
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年4月17日 19時
