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入口の扉を開けると、エントランスの壁に凭れ、険しい顔で考え事をする先代さんがいた
「先代さん？どうされたんですか？」
先代「お、A、お帰り、ちょっと困ったことを頼まれてな」
「困ったこと？」
先代「今度西の方の街の広場でお祭りがあるんだけど、それの出し物を考えてたんだ」
「楽しそうですね」
先代「それほど大きな祭りじゃないんだけど、声がかかったから断れなくて・・・」
「お祭りならやっぱり露店がいいんじゃないですか？」
先代「けど私、料理は全然駄目なんだよ」
「じゃあ的当てとか輪投げとか・・・」
先代「そんなにたくさん商品を用意出来ない！」
「うーん・・・」
考えを巡らせ、一つの案が浮かぶ
「金魚すくいはどうでしょう？すくった金魚が商品になりますし・・・」
先代「へえ、いいじゃないか」
「あ、でも天界って金魚います？」
先代「北の里に行けばいるだろ、きっと」
「北の里？」
先代「天界の北方は水のある場所が豊富なんだ、泉や湖があったり、大きな滝があったりな」
「そうなんですか！素敵ですね」
先代「それじゃあ私は主催者に金魚すくいをやることを伝えるから、あんたは慶一郎と一緒に金魚を調達してきてくれ」
「え？小山さんと・・・ですか？」
先代「ああ、あいつは玄武だから、北の里に詳しいはずだ」
青龍が東の里に暮らすように、玄武は北の里に暮らしているのかな？
・・・いや、問題はそういうことではなく・・・
「先代さんから頼んでもらえないでしょうか？私、小山さんと話したことがなくて・・・」
先代「何だよ、仲良くなるチャンスじゃないか！」
「で、でも、私、祐也・・・手越さん以外のNEWSの方に良く思われていないと思うので・・・」
先代「大丈夫だって！頑張りな！」
「あ！せ、先代さん！」
先代さんは手を振りながら自分の部屋に戻っていってしまった
正直不安だけど、ここまで来たら彼女に協力しよう
明日、小山さんに話をすることを決め、私も部屋に戻った
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天照(プロフ) - チェルシーさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！前作から読んでいただき感謝感激です。今後とも楽しんでいただけるよう更新頑張っていきます。 (2018年1月30日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
チェルシー(プロフ) - 幻想戦歌も毎日更新楽しみで終わったとき悲しかったけどこの作品も凄く面白いです！毎日更新楽しみです！ (2018年1月29日 20時) (レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！大好きと言っていただけて光栄です。これからも更新頑張ります。 (2018年1月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
はーみゃん(プロフ) - 初めまして。前作から読ませていただいてます。天照さんの作品大好きです！これからも更新楽しみにしています^ ^ (2018年1月26日 20時) (レス) id: dfbb8d508c (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ！！ もう新作をめっちゃ楽しんでます！！ (2018年1月15日 12時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年1月3日 13時
