act3-7 ページ36
「手越さん！！」
街へ戻った時に見た手越さんの姿は、先程より傷ついていた
手越「A・・・、これくらい平気・・・」
コントン「平気・・・ねえ、もうボロボロじゃねえか」
コントンは左手を前に翳し、闇の塊を放ってきた
手越さんは刀でそれを断ち斬るようにしてはじいた
コントン「なら・・・これはどうだ！」
コントンの左手に闇が集まる
次には、レーザーのような黒い闇の線が、こちらに向かって伸びてきた
手越さんは私に覆いかぶさるようにして押し倒し、闇の光線を回避した
二人の上をかすった光線が周囲の建物に当たり、轟音を立てて崩壊する
「酷い・・・」
手越「コントン・・・、てめえ・・・！」
コントン「ははっ！怒れよ、結局何も出来ずに悔しがりながら俺に倒される姿が目に浮かぶぜ」
大剣を引きずりながら、コントンが歩み寄ってくる
手越さんは私を背に庇うようにして両手を広げた
目の前に来たコントンが、大剣を振り上げる
その時、私と手越さんのすぐ隣を閃光が奔った
稲光の様なそれは、コントンに命中し、彼を後方に吹っ飛ばした
「！？」
手越「今のは・・・」
？「風神と謳われたお前が、この様かよ」
その声に、聞き覚えがあった
振り返ると、白い装束を身に纏った赤い髪のその人が立っていた
「増田さん！」
手越「まっすー！？どうして・・・！？」
増田「俺だけじゃねえよ」
刹那、コントンに向けて炎と水が勢いよくぶつかった
コントンは大剣でガードするけど、それでも彼の体はかなり後ろに飛ばされた
コントン「・・・っ！まさか・・・」
？「手越、大丈夫？」
手越「慶ちゃん！シゲも！」
？「らしくねえな、鈍ったか？」
手越「五月蠅い」
憎まれ口を叩かれつつも、手越さんは立ち上がって前に出た
他の3人も、彼に並ぶ
「・・・NEWS・・・」
今、私の目の前に並んで立っているこの人達は・・・、天界の四神、神様なんだ・・・
胸が高鳴る、凄く心強いし、かっこいい
コントン「・・・流石に分が悪いな、仕方ねえ、ここは引くか」
コントンは一歩後ろに下がると、黒い靄が彼を包み、それが晴れると同時に姿を消していた
安堵と脱力感で、私は座り込んだままだった
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天照(プロフ) - チェルシーさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！前作から読んでいただき感謝感激です。今後とも楽しんでいただけるよう更新頑張っていきます。 (2018年1月30日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
チェルシー(プロフ) - 幻想戦歌も毎日更新楽しみで終わったとき悲しかったけどこの作品も凄く面白いです！毎日更新楽しみです！ (2018年1月29日 20時) (レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！大好きと言っていただけて光栄です。これからも更新頑張ります。 (2018年1月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
はーみゃん(プロフ) - 初めまして。前作から読ませていただいてます。天照さんの作品大好きです！これからも更新楽しみにしています^ ^ (2018年1月26日 20時) (レス) id: dfbb8d508c (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ！！ もう新作をめっちゃ楽しんでます！！ (2018年1月15日 12時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年1月3日 13時
