act2-1 ページ11
手越さんと共にしばらく歩いて、木々が並ぶ自然地帯を抜けた
その先の光景に、私は絶句した
自然豊かな場所とは打って変わり、いろんな建物が並ぶ街並みだった
住宅地の他、街の中央はいろんなお店が連なった通りが続き、とても賑わっている
更に先に進んだところには、地位の高い人が暮らしているであろう綺麗な宮殿があった
あそこが目的地だろうか・・・？
それにしても、古き良き都の様なその風景は、素敵だった
この『天界』という世界は、まるで自然と人工が密接に共生しているように思える
手越「今は他の人に見つかると面倒かもな・・・、裏道を通ろう」
独り言のように呟き、手越さんは足を進める
私もそれに続く
他の人に会うことなく、私達は宮殿の裏門に着いた
手越さんは門を開いて中に入り、振り返って私に来るよう目で促した
緊張しながらも、門をくぐる
目の前の宮殿は、予想以上の大きさだった
何よりこの敷地内すらとても広い
手越「ティア！いるか？」
手越さんが誰かを呼ぶように、辺りに響く程の大声を出した
すると、私達の目の前に、白い光の発光体が突如出現した
驚きのあまり、体がビクンと動いた
？「お帰りなさいませ、祐也様」
手越「ただいま！他の皆はいる？」
？「はい、中に、先代様は街に出かけておりますが、じきに帰ってくるかと」
手越「そっか、ありがと」
？「ところで祐也様、そちらの方は・・・？」
手越「天界の『姫』だよ、名前はA」
姫になった覚えはないし、そもそもこの世界の姫というものが何なのか分からない
だけどとりあえずこの場は手越さんに一任し、私は口出ししないことにした
白い光に軽く一礼する
？「！姫様が・・・ついに天界に現れたのですね・・・！」
手越「来たばかりみたいだから、これからいろいろ説明するつもり」
？「了解しました、初めまして、A様、私はティアと申します」
「・・・光・・・？」
ティア「はい、私に祐也様達のような実体はありません」
手越「ティア、皆に広間に集まるよう伝えて」
ティア「了解しました」
そう言うと、光が一瞬で消えてしまった
呆然としている私の手を引き、手越さんは宮殿の入口に向かった
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天照(プロフ) - チェルシーさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！前作から読んでいただき感謝感激です。今後とも楽しんでいただけるよう更新頑張っていきます。 (2018年1月30日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
チェルシー(プロフ) - 幻想戦歌も毎日更新楽しみで終わったとき悲しかったけどこの作品も凄く面白いです！毎日更新楽しみです！ (2018年1月29日 20時) (レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！大好きと言っていただけて光栄です。これからも更新頑張ります。 (2018年1月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
はーみゃん(プロフ) - 初めまして。前作から読ませていただいてます。天照さんの作品大好きです！これからも更新楽しみにしています^ ^ (2018年1月26日 20時) (レス) id: dfbb8d508c (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ！！ もう新作をめっちゃ楽しんでます！！ (2018年1月15日 12時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年1月3日 13時
