第四十九話「メンバー決め」 ページ7
Note［Fini目覚めたから久しぶりに大会申し込もうと思って］
【…そんな時期か】
そういや丁度一年前だったな。大会が始まって中国に行ったのも、Finiが私を庇って事故に遭ったのも。
incident「俺らは出るから、ハンター欲しいんだよね。でも俺のチームはもう出るらしいからいなくてさ〜。どっかにいないかな〜、元世界一位のハンター専。」
視線をチラチラとこちらに向けながらincが嘆く。あー、はいはい。言わなくてもわかるっての。
『拒否権は？』
incident「あると思う？」
『あー、もう。わかったよ！出ればいいんでしょ！出れば！』
incident「そうこなくっちゃ」
ほぼ１年、やっててもイベントかカスタムのみ。そんな奴が大会出ても大丈夫なのか？と不安が募る。今度は第五人格の配信しなきゃな〜。
ruo〈あ、配信にはちゃんと出るからね！呼んでね！〉
《…出来たらな》
なんでこういうのは分かるんだろ、コイツ。
Finisher「僕も練習しないとな〜。絶対調整きてる」
incident「二人とも頑張れ」
『一緒にやろ〜』
Finisher「やろうね〜」
incident「仲間外れ良くない」
Note［言語外れも良くない］
Finisher［それは本当にごめん］
こんな、何気ない会話で実感できる。Finiが目覚めたのと、またこうやって会えてるのだと。通話でもこういうのあるけど、実際に会ってやるやり取りとは違うものを感じるから、この場所にいれることが幸せだ。
ruo〈ちょっとLonli！カスタムやるからハンターして！〉
《…はいはい、写真家で行くからね！》
スマホを持って、通知を消して、椅子に座る。
incident「それ言ってよかったのかな〜？」
『言ったところで全員吊るし〜』
Finisher「俺には手加減してね」
嗚呼、この時間がもっと続けばいいのに。
『電話出てくる』
あれから２時間ほど、ゲームした。本当はもっとやろうと思ったが、Finiの両親が来たので、私達は少しの間退散する事にした。そしたら、Rasさんから電話がかかってきた。
incident「いってら〜」
談笑していたので邪魔にならないように少し離れた場所で出ることにした。早く戻ってruoの大学の話が聞きたい。
『も、もしもし』
Ras「やっと、出た…。」
つい一昨日まで聞いていた声は何故か慌てていた。
『えっと、どうしました？』
Ras「なんでもないよ。それよりLonliちゃん、中国いるの？」
やっぱり、気になるのはそこだよな〜。
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loW(プロフ) - オオカミさん» ありがとうございます。今は別作品の更新に力を注いでおりますゆえ、ここにはあまり来れないのですが一応続きは書いてますので、いつの日かお待ちください。 (1月21日 18時) (
レス) id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
オオカミ(プロフ) - 本日一気読みしてしまいました。 とても面白くて、思わず作品に引き込まれました…！更新、いつの日かお待ちしております！ (1月20日 17時) (レス) id: 94203c2baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：loW | 作成日時：2022年4月5日 3時
