風邪�� ページ22
ー虚side
ベッドで苦しそうに息をするAの体温を測ると、39度を超えていた。
「っ、熱なんてないって、嘘じゃないですか。」
あの時無理にでも休ませていればよかったという後悔が脳内を満たす。
Aの額の汗を冷たいタオルで拭ってやり、頭を撫でる。
「死んだりしないでくださいね。」
私の死人のように冷たい手で、熱くなったAの手を握る。
Aが少しでも回復する方法はないのか。
そんな事を考えていた時。
「虚様、薬を持ってきました。Aに飲ませてやってください。」
朧が薬をくれた。
粉薬を水にとかし、飲ませてやろうとするが全然口を開いてくれない。口が開いたと思っても、むせて吐き出してしまう。
何とかしないとと考えていると、ある考えが浮かんだ。
薬を口に含み、Aに口付ける。
舌を上手く使って薬をAの口の中に流し込む。
途中で起きたのか、Aが弱々しく私の着物を掴んだ。
それが可愛く思えてしまい、薬を全部飲ませ終わったあともAのいつもより熱い舌に自身の舌を絡ませ、頬を撫でた。
口を離すと、Aが含みきれなかった唾液を口の端から少し垂らして、熱のせいか涙の膜が張った瞳で私を見つめていた。
「っ…！」
自身の体が熱を帯びてくるのが分かるが、病人を犯すほど私はひどい男じゃない。
これは自分でなんとかするしかないようですね…
そんなことを思いながらAの頭を撫でてやると、安心したのか眠ってしまった。
すやすやと眠るAの額にキスすると、Aを起こさぬように静かに部屋を出た。
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れい(プロフ) - ごえもんどらえもんさん» ありがとうございます！！これからも更新するので楽しみにしていてください笑笑 (2019年3月20日 23時) (
レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
ごえもんどらえもん - 松陽先生と虚に取り合われるとか最高すぎますしにます…！笑 松陽先生かわいい！！ (2019年3月14日 19時) (レス) id: 6deee5d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 坂竹会長さん» ありがとうございます！これからもゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします！ (2019年1月4日 8時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - リクエストのおこたえありがとうございますｯｯ!!とても続きが気になります。更新頑張ってください！∀！ 失礼しました_ーд#_ (2018年12月27日 20時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 無事修理が終了しました…!!これでこの作品の更新についていけるのではないのかなぁと思います！今後とも更新のほうを頑張ってください…!! 失礼しました_;;ーд#_ (2018年11月27日 19時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2018年7月18日 17時
