得意なジャンルは ページ2
「ギョンス
今日の予定は？」
「いつもと同じだよ。執筆して、出版社行って、部屋の掃除をする。
あ
そういえばコラムの依頼来てたな。それもやれたらやる」
「何のコラム？」
「殺人について」
「わお…
さすが 小説の中で何人も殺してきただけあるね」
「なんかその言い方嫌だ」
「今書いてるのはどんな話だっけ？」
「精神疾患者がメディアの力で殺人犯に仕立て上げられていく話」
「また殺人…」
「うるさいな。いいだろ」
「ふふ
出来たら1番に読ませてね」
ギョンスは売れっ子作家
ジャンルはサスペンス、ミステリー、ホラー、etc…
彼の作品に死体はつきもの
「ねぇねぇ
恋愛モノとか書かないの？」
「うん」
「なんでー？私ラブコメ好きなのに」
「Aの好みに合わせて書く必要ないだろ」
「それはそうだけどさ」
「苦手なジャンルは書くのに時間かかるし体力の消耗も激しいから嫌いだ」
「むー」
「もうその話はいいから」
「よくない！ギョンスがラブコメ書いてくれるまで諦め」
「そんなこと言ってるとココア没収するぞ」
「ごめんなさい」
慌ててカップを手に取りココアを口に含む
ん〜 甘い。幸せ
「そろそろ支度始めないと遅刻するんじゃない？」
「ほんとだ！急がなきゃ」
「毎日言うけど、時計を見る癖つけなよ」
「歯磨きしてくる〜」
「はいはい」
私が歯を磨いて身支度を整える間
ギョンスは
お弁当を包んで、私のスーツについた埃をとって、シワのないYシャツを出して(アイロンはもちろんギョンス)、玄関のハイヒールを履きやすいように並べておいてくれる
本当に
実の母親よりも、もっともっとたくさん私の世話をしてくれるんだ
「お弁当持ったし、飲み物あるし、おやつもおっけー」
「食べることばっかりじゃん」
「重要だよ？だって仕事頑張るとお腹減るし、お腹減ったら集中出来ないもん」
「…そうですか」
「じゃ、執筆頑張ってね」
「うん。
Aも仕事頑張って」
「ありがと〜
行ってきます！」
「ん、行ってらっしゃい」
家を出るとき
誰かに見送ってもらえるなんて幸せ
それがギョンスだなんて、更に幸せ
「A！
待って。ストップ」
「んえ？」
家を出てすぐのところで ギョンスが私のところへ走って来た
「どうしたのギョンス。離れたばっかりなのに私のことが恋しくなっちゃった？」
「バカ。
スマホ忘れてたんだよ」
「あ〜 ははは…ありがとうございます」
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あまいくりーむ(プロフ) - 素敵な完結ありがとうございます！ギョンちゃんのツンデレなところや甘いところ、色々な表情が想像出来とっても素敵でした。焦るギョンちゃんもすごく良かったです！とってもお話楽しませていただきました！本当お疲れ様でした&ありがとうございました！ (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ドリーさん» ありがとうございます（ ; ; ）そんな風に言って頂けて光栄です。ギョンスがいない日々はしばらく続きますが、彼の健康を祈りながら応援しましょう！ファイティン！ (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - あまいくりーむさん» いつもありがとうございます^ ^最後までお楽しみ頂けたでしょうか？“苛立って八つ当たりして彼女が家出しちゃったと思って焦るギョンス”を書きたくて始めたお話だったかもしれません(笑)そのシーンを書くことが出来てよかったです (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ドギョンスラブ！さん» 大好きだなんて嬉しいです(T_T)応援ありがとうございました！ギョンスの無事を祈りながら帰りを待ちましょう！ (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ジンリさん» 続きもがっかりせずお楽しみ頂けたでしょうか？お付き合いありがとうございました！ (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2017年11月12日 14時
