第4話 日常4 ページ4
どうも、立原道造です。
次は俺から、ねぇさんの紹介をしようと思います。
彼女の職業は殺し屋。
巷ではかなり有名で、そこそこ名のある企業のトップの首を取りに行くこともままある。
かなり腕の立つ殺し屋で、色々な企業から懸賞金をかけられている。
そのため、賞金稼ぎや警察に狙われる身ではあるが、変装とか色々お金かけたりとかしてるお陰で街中を素顔晒して歩いても全く問題無し。
ポートマフィアとは契約で結ばれただけの関係だというが、そんなことはあまり俺らも意識しない。
本人はその薄い関係のおかげできつい上下関係にならずに済んでいると思っているようだが、そんなの関係無かったりする。
まぁ、俺からすれば、あの人は懐が広いところもあって、ただ馴染みやすいだけの人だ。弄りやすいところもある。
そんなことはさて置き、俺が一番話したいのは中原さんとのことだ。
二人は普通の恋人同士だと思っているらしいが
そんな訳ないのはわかるだろう。
マフィア幹部と殺し屋がくっついて何が普通だ。
ただの喧嘩であんな殺気撒き散らしたりしない。
というか、あんなに頻繁に喧嘩する方がおかしい。
正直、めっちゃ怖い。マジやめてほしい。
時々マジで殺し合いとかし出すから本当にやだ。
一度、任務先で大変な事になったことがある。
ある企業を丸々潰した大きな任務があったあの日、任務中に予想外のところから爆発音が聞こえ、その後、天井に穴、というより天井のなくなった大きな会議室で乱闘真っ最中の二人が見つかった。
中々に激しい戦いではあったが
結局勝敗は決まらなかった。
そして、突き抜けた天井の先には、死んだ幹部らと企業のボスが転がっていた。
喧嘩の理由は、怖いから聞けなかった。
本当に、嫌なんです。
立原道造でした。ありがとうございました。
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作者名:花穏 | 作成日時:2019年8月25日 17時