心臓がギュンギュン ページ22
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どのくらいキスしてるだろう。
ジョングクのキスはいつも長いけど、今日は特に長いし激しい。
肩を押して離れようとしても簡単にまた引き寄せられる、この繰り返し。
「ほ、んともう無理っ、」
それでも私はいつものように意地を張って抵抗する。
もう無理なのは本当。
現に酸素が足りなくて涙目になっているのが自分でも分かるし。
また口を塞がれるかと思いきや、ジョングクは口の端を片方だけ上げて、口を開いた。
「…はは、苦し?」
「なっ…なっ、にを当たり前のことを…むぐ、」
するとここぞとばかりに後頭部をおさえられ、また口を塞がれた。
私としたことが不意を突かれたせいで口を閉じるのを忘れていて。
「〜っ、んっ、…ふぁ、」
当たり前のように口内に舌が侵入してくる。
頭をおさえられて抵抗しようとするも身動きができない私に対して余裕ありげに私の髪の毛を指で遊ぶジョングク。
悪魔…悪魔がいる……!!!!
そこからもジョングクの気が済むまで弄ばれ、その頃には私の頭は酸欠で真っ白になっていた。
「……なぁ、A。」
「…らに!」
私の目に溜まった涙を拭うジョングクに、呂律の回らない舌を動かして噛み付く。
でもジョングクの口から出た言葉は、予想にもしていなかったものだった。
「……あのさ…愛してる、ほんとに。
…あ〜こんなこと言うのめっちゃ照れる…い、一応言っとくけど、一時のテンションで言ってるわけじゃないからな、」
さっき私をいじめまくってた悪魔はどこですか?
ってくらい耳も首元も赤くしたジョングクに開いた口が塞がらない。
「あ、あ…あ?」
「……だから、愛してる。」
ようやく脳が追いついたのか、ジワジワと体温が上昇。
「…や!わ、私…も…その…えーと…」
「…へへ、その?」
あぁ、駄目だ。
ジョングクのはにかみ顔にキュンキュン通り越してギュンギュンしてる。
「……ゎわたしも!ぁ…ぁ……」
「あー?」
「ぁ…あぃ、あいしテ…マスッ」
なぜにカタコト私!
恥ずかしくて思わず下を向いた。
「ははっ、なぜにカタコト。」
顔をそろーっと上げるとやっぱり照れた笑顔のジョングクがいてやっぱりギュンギュンした。
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……ってのが数分前の私ね?
「「「ドッキリ大成功!!!」」」
ねぇどういうこと?ん?
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メイメイ - 読んでいてとてもドキドキしました!新作、楽しみにしてます、、、!! (2019年11月6日 19時) (レス) id: f3243f1c25 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» いえいえ〜!! (2019年1月4日 21時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 了解です!ありがとうございます!! (2019年1月4日 11時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» 全然いいですよ!?めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます!!私のボードかメッセージに何か送ってくれますか?そこでお話ししましょ!! (2019年1月3日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 待ちます!!!待ちますとも!!!そして読みます!!!あと、もしよかったらなんですけど、、、占つくの中でのお友達になってもらえませんか?無理でしたら全然ふっちゃってくれてかまいません!!! (2019年1月3日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メノン | 作成日時:2018年8月19日 9時