魔性のうさぎ ページ3
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「…っうお、」
朝目が覚めると超絶プリティーなうさぎさんが隣で寝ていました。
わお☆
自分の頰に伸ばしかけた手を
むいーっ
うさぎさんことジョングクの頰に伸ばして思いっきり引っ張る。
「…ん、んん…」
すると見事に顔を顰めるジョングク。
よし、痛がってる。夢じゃない。
寝起きの悪いジョングクは案の定起きない。
そして寝顔、かわゆい。
これは…
顔に落書きするしかないでしょうっ!!
こいつ寝顔までかわいいとか舐めてんのか?
そんなかわいいお顔なんて油性ペンで鼻毛生えた不潔なオッさんにしてやる!!
多少は家具の配置を変えられたけど、幸いペン立てはすぐに見つけられた。
まずは何も描いてない状態で
パシャッ
「くぅ…悔しいけどめっちゃかわいい…」
肌に毛穴なんか一個も見つからないし
寝癖盛大についてるのにかわいいし
口なんて薄く半開きだし
唇絶対ぷるぷるだし
絶対ぷにぷにだし
なんかもう唇にしか目行かないし!!
心臓の音がバクンバクンと、やけに耳に響く。
「……ちょっとだけ…」
気付けば私は自分の指を、ジョングクの唇にふにふにと押し当てていた。
…う、これは。
ジョングクの唇、思った以上に柔らかくて暖かい。
「…こんな唇でいっつも私にキスしてんのか。」
あぁなんかやばい。
いつのまにかスマホを持っていたはずのもう片方の手はジョングクの髪を撫でていて。
「…好きだばか。」
「……ばかばかばか。」
声に出して、やっぱり恥ずかしくてひたすらに
『ばか』を連呼してみる。
唇一つでこんなに愛おしいとか、やっぱりジョングクは魔性のうさぎだ。
ええい乗りかかった舟だ。
思う存分ジョングクの唇触りまくってやる!
一心不乱にその唇に指をふにふに押し当てる。
「……そんなに俺のこと好き?」
…ジョングクが起きていたことになんて気付かずに。
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メイメイ - 読んでいてとてもドキドキしました!新作、楽しみにしてます、、、!! (2019年11月6日 19時) (レス) id: f3243f1c25 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» いえいえ〜!! (2019年1月4日 21時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 了解です!ありがとうございます!! (2019年1月4日 11時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» 全然いいですよ!?めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます!!私のボードかメッセージに何か送ってくれますか?そこでお話ししましょ!! (2019年1月3日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 待ちます!!!待ちますとも!!!そして読みます!!!あと、もしよかったらなんですけど、、、占つくの中でのお友達になってもらえませんか?無理でしたら全然ふっちゃってくれてかまいません!!! (2019年1月3日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メノン | 作成日時:2018年8月19日 9時