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今日は、私にとって訪れてほしくなかった日。
大好きな翔太くんが、卒業してしまう。
下級生は、卒業生より1時間程早く登校してきて、色々説明を聞いたり…という時間を過ごしていた。
りりあ「とうとう渡辺先輩卒業しちゃうね、」
A『ほんとに無理…』
りりあ
「卒業式が近づくにつれ元気なくなっていってたよね笑」
A『出来ることなら時間を巻き戻したいよ』
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体育館で卒業生以外の学年は、クラスごとに並んで座る。
体育館は肌寒くて、みんな自分の手を擦り合わせている。
「卒業生、入場」
司会の方の合図で、卒業生が次々と整列して歩いてくる。
首を伸ばして、翔太くんの姿を探す
A『(あ！いた)』
ちゃんとピシッとして歩いているけど、
内心ちょっと怠そうにしているような気がする
そんな所も可愛い。
早く翔太くんに直接会いたい
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長く感じた卒業式も終え、ホームルームを終えた3年生のクラスに小さな花束を持って直行する。
教室に着くと、翔太くんは女の子に囲まれて写真を撮ったりしていた。
はあ、ほんとにモテるよね…
翔太くんの大学生活がある意味心配
お酒を飲みながら女の子に囲まれてたりしたら…私耐えられないかも
「しょうたくーん！第二ボタンちょうだい！」
「ずるい！私も欲しいのに！」
第二ボタン？！やめてよ…
翔太「悪りぃ、彼女にあげるって決めてるから。ごめんな」
第二ボタンは私にくれるんだ…
嬉しい！！！！
「えー、じゃあせめてシャツのボタンとかちょうだい」
なにその変態みたいな…
翔太くんは異常な程モテてしまい、私は廊下でポツンと翔太くんを待ち続けた
立ち続けるのもしんどく、端の方でしゃがんでいた。
「Aちゃん。」
誰かが私の前にしゃがみ込む。
この声、もう見なくてもわかる。
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そむりん。(プロフ) - みいちゃんさん» ありがとうございます〜！！キュンキュンして頂けたなら幸いです😭♡ (2021年10月31日 10時) (
レス) id: b1bb62d5f9 (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん - キュンキュンしまくりです！！！！！お忙しいかと思いますがぜひ続き待ってます！ (2021年10月24日 9時) (レス) @page8 id: 93a68ab51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そむりん。 | 作成日時：2021年10月17日 21時
