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・
ラウ
「ねえAちゃん、今日部活の後さ、ちょっとでも時間空いてない？」
A『ん？空いてるよ』
ラウ「よかった…じゃ、僕は係があるから先に帰るね」
A『あ、うん』
ラウールくん、私に何か話したいことでもあるのかな
今じゃなくて、放課後
しかも、なんかラウールくんの漂う雰囲気がいつもと少し違ったような…
まあ、それは気のせいか。
さっき買ったジュースを飲もうと前を向こうとした時、斜め前に座っている蓮と目が合った。
なぜか、凝視されている
A『どうかした？』
蓮「いや、なんでもない」
やっぱり、ラウールくんと蓮の雰囲気がいつもと違う気がして不思議に思っていた頃、ちょうど昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
・
ラウ「Aちゃん、引き止めちゃってごめんね」
A『ううん、大丈夫だよ』
ラウ「ありがとう。…あのね、」
ラウールくんが真剣な眼差しで私を見つめる
ラウ「僕、Aちゃんが好き」
A『っ、！』
…ほんとに、？
ラウ「知らなかったよね、笑」
A『う、うん…』
ラウ「去年からずっとなの。」
ニコッと笑っているけど、眉尻が少し下がっている
ラウ
「でも、ちゃんと分かってるから。
Aちゃんは僕じゃない人を好きなことはね…」
なんで返事をすればいいのかわからなくて、
上手く言葉が出てこない
ラウ「やっぱり困らせちゃったよね、ごめん、」
A『あ、いや、そんなことないよ…』
ラウ「自分勝手だけど、どうしても伝えるだけ伝えたかったんだ。急にこんなことしちゃってごめんね。でも、後悔したくなくて」
・
ベッドで寝転んで、天井を見上げる
ラウールくんが私に想いを馳せていたことを、
私は全く気づいていなかった。
ラウールくんは優しいし、可愛いし、かっこいい。
でも、それ以上に好きだと思える人が私にはいるから、お断りをせざるを得なかった
それでも、ラウールくんはこれからも友達でいたいと言っていた。
蓮と、同じ感じになっていくのかな…
蓮の想いを知ったあとから、
友達という関係に戻ってはいるけど、
昔ほどの慣れ親しんだ感じは少し無くなっていた。
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そむりん。(プロフ) - みいちゃんさん» ありがとうございます〜！！キュンキュンして頂けたなら幸いです😭♡ (2021年10月31日 10時) (
レス) id: b1bb62d5f9 (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん - キュンキュンしまくりです！！！！！お忙しいかと思いますがぜひ続き待ってます！ (2021年10月24日 9時) (レス) @page8 id: 93a68ab51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そむりん。 | 作成日時：2021年10月17日 21時
