第152話 恋情に依りて炎症 ページ4
家入「──五条」
五条「何？」
家入「Aの体調は昨日から悪かったのか？」
五条「任務から帰ってきて、少し熱っぽかったかな」
家入「……念の為聞くが、そんなAに無茶させたんじゃないだろうな」
自分の首元を人差し指でトントンと叩き、ジト目で五条を睨みつければ、五条は「あー」と口角をつり上げた。
五条「昨日は恋人同士の軽いスキンシップだけ。具合悪そうだったし、昨日は早めに寝かしつけたよ」
家入「ふーん……」
五条「何その目……もしかして、疑ってる？」
家入「オマエのさっきの発言を聞いて、バカ正直に信じると思うか？」
五条「昨日我慢したから、ヤバかったんだって」
ヘラヘラと笑う五条に「Aの苦労が目に見えるよ。可哀想に」と深いため息をこぼす。五条の後に続いて、愛莉花のいる寝室に足を踏み入れれば、ベッドの端から頭が落ちるのではないという位置でAが丸まっていた。
家入「寝てる？」
五条「寝てるね。さっきまで起きてたんだけど」
五条はベッドで丸まるAの元へ移動し、Aを起こさないようAの頭を枕の上に乗せて、布団をかけ直した。「五条……アンタ、そんな世話焼きだっけ？Aのこと溺愛しすぎてて気持ち悪い」と率直な感想を言えば、「余計なお世話だわ」と、五条は笑顔で顔に青筋を立てた。
短気な奴めとため息をつきつつ、「熱は？」と聞けば、「今朝測ったら、37.7度」という答えが返ってきた。
家入「思ってた以上に高いな……解熱剤持ってきて正解だった」
五条「起こす？」
家入「あぁ」
五条「了解」
五条が「A」と名前を呼ぶと、Aが目を覚まし、Aは五条に向かって手を伸ばした。五条は「はいはい」と少し嬉しそうに笑って、Aのことを抱き抱えて、ベッドの端に腰を下ろした。そんな五条に再度ため息をこぼして、私はAの目線に合わせるように屈む。
第153話 日頃の行いをふりかえってご覧よ→←第151話 やさしいろくでなし
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セシル(プロフ) - ityeveさん» ityeve様初めまして。いつもありがとうございます。こちらではお答え兼ねますので個別でメッセージを送らせて頂きます。 (1月4日 10時) (
レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
ityeve(プロフ) - 初めまして、色々な作品を拝見させて貰っていますがどれも本当に大好きです！移行先を教えて頂いてもよろしいですか？ (1月3日 4時) (レス) @page28 id: 1f8c14fd9f (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - プスメラウィッチさん» あくまでも原作沿いで進めたいので、今後の展開によりますが、必ず再会はさせます (2021年6月3日 9時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟は助けて欲しいです。後、五条悟と夢主ちゃんと再開して欲しいです。五条悟を早く助けて欲しいです。お願い出来ますか？ (2021年6月3日 9時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ミラさん» ありがとうございます！いよいよ地獄の渋谷編です(T_T)夢主の性格上死にかねないですよね(遠い目)全てをすっ飛ばして再会させてあげたいのが本音です。ミラ様の望む展開に進めるか分かりませんが、頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします^^* (2021年1月26日 17時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2021年1月21日 23時
