占いツクール
検索窓
今日:51 hit、昨日:46 hit、合計:4,838 hit

標的6 明暗混濁 ページ8

待って……ちょっと待って……何よその可愛らしいラッピングの箱は…!!
草壁に「恭弥さんにその箱はどうしたか聞け」と視線で訴えれば「ご自分で聞いてください」と視線で言葉を返してきた。「いいから聞け」ともう一度視線で訴えかければ、草壁は観念したかのように口を開いた。

草壁「委員長……つかぬ事お聞きしますが、その箱はどうされたんですか?」

雲雀「これかい?これは町を巡回している途中で貰ったんだ」

草壁「貰った?どなたにですか?」

雲雀「さぁ?たまたま道で会った子から貰ったんだ」

た…たまたま道で会った子!?恭弥さん、知らない子から物受け取るの!?嘘でしょ!?

雲雀「中身は……チョコレートのようだね」

やっぱり中身はチョコレート……ありえない……私以外からチョコレートを貰うなんて……文句を言ってやりたいところだが、恭弥さん相手に私以外の人から貰わないでとか言えないし……すごくモヤモヤする。

雲雀「A、さっきから何をブツブツ言っているんだい?」

『(ヤバッ…声にでてた…!?)い……いえ…なんでもありません……こちらの書類に目を通して頂きたいのですが……』

笑顔を取り繕って、さっき作った書類を恭弥さんに渡そうとした瞬間、私の手首は恭弥さんに掴まれてしまう。強い力で掴まれたせいで、私の顔は自然と歪む。

雲雀「気に入らないね、A」

『なっ…』

気に入らない?気に入らないのはこっちなんですけど…!!
私は皮肉を込めた笑顔を浮かべ、制服のポケットに忍ばせていた小さな鎌を取り出す。鎌に自分の力を流せば、ストラップ程度の大きさだった鎌は大鎌に変化する。

草壁「Aさん、何を…!」

『…気に入らない者は仕込みトンファーでめった打ち……どうですか?“昔の続き”でも』

挑発的な笑みを浮かべる私を恭弥さんは鋭い目付きで睨みつける。そんな恭弥さんは草壁に「席を外せ。二人にして欲しい」と告げ、草壁は私達に頭を下げて応接室を出ていった。

標的7 かいこうしてこうかい→←標的5 大嘘つきは何の始まり?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セシル | 作成日時:2019年12月5日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。