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『え、いまなんて...？』
「だから、あの女から廉の事奪っちゃおうよ。
廉に振り向いてほしくないの？」
さも当たり前かのようにきょとんと小首を傾げる紫耀先輩
ひ、人の彼氏を奪うなんてそんな...
「でも、あんな2人で帰ってる所なんか見たら諦めちゃうよね〜」
紫耀先輩は黙りこくった私をじっと目を細めて見つめる
蛇に睨まれた蛙ってこのことを言うのかな...なんて現実逃避
『あ、の...』
やっと口を開いた私に紫耀先輩は天使のような笑みを向けてくれるのに言う事は悪魔みたいだ。
こんな笑顔見たらみんなときめいちゃうよね...
『どうして、紫耀先輩はこんな提案を私に...？』
彼の透き通った瞳をじっと見つめるとそんなの当たり前かのように紫耀先輩は言い放った
「そんなの、Aちゃんが好きだからに決まってるじゃん。」
『......はい？』
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作者名：かぐら | 作成日時：2022年11月24日 18時
