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それからはより一層、神山先生は中間さんたちを助けるべく必死に動いてくれた。
望くんのメンタルケア、声が出せるようになる練習、それ以外の時間にも、字や絵を教えてくれたり。
中間さんはもうすっかり入院生活が続いて、大毅くんは一時的に私の家で預かるようになった。
「ごめんね、遊ぶものとか何もないけど……」
大「大丈夫です、……ありがとう、ございます」
シャイだけど、望くんのところに遊びに行けば優しいお兄ちゃん。
数年間離れ離れだった心の距離を埋めるみたいに、2人はずっと病室で仲良く過ごしてた。
そんな様子を中間さんに伝えれば、そうかそうか……と、涙を流す毎日。
その涙の理由は、私にも分かってた。
中「俺は…… あいつらに、っ、なんか残してやれたでしょうか……」
「残ってます…… 絶対に。大毅くんはいつもお父様のお話をしてるし、望くんだってよく、パパの似顔絵書いてるんですよ？」
そう言いながら、望くんの絵を見せてまた涙ぐむ。
中間さんはもう数ヶ月だと、神山先生から伝えられていた。
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「大毅くん、望くん。……パパに、お手紙書かない？」
大「お手紙？」
「そう。……2人はパパのこと、好き？」
そういうと、照れ臭そうに頷く大毅くんと、私の目をじっと見つめる望くん。
「……うん。じゃあ、その大好きな気持ち、パパに伝えてあげて？」
すると大毅くんは望くんのベッドに入って、2人仲良く机に向かって何かを描き始めた。
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�� おとんへ。
いつも美味しいご飯作ってくれてありがとう。
おとんが元気になったら、また野球してな。
おとんのこと、大好きやで！
だいき��
そう書かれた大毅くんの手紙と、
望くんが描いた、満面の笑みを浮かべた中間さんの似顔絵。
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中「これ、あいつらが……」
「2人とも、本当にパパのこと大好きなんです。……だから少しでも長く、2人のそばにいてあげてください……っ、」
辛い思いをして長生きすることは、中間さんにとって苦しいことだったかもしれない。
それでも最期まで、
中間さんはパパらしく、2人を愛してくれた。
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みーぽん(プロフ) - じゅんさん» はじめまして！とても嬉しいお言葉、ありがとうございます！頑張りますので、今後ともよろしくお願い致します(*´-`) (2020年2月7日 18時) (
レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 初めまして！みーぽんさんの小説凄く気になって読ませて貰ってます！楽しみにしてますので！頑張って下さい！応援してます！ (2020年2月7日 17時) (レス) id: 7a43893a5b (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 篠瀬永都さん» ありがとうございます。頑張ります！ (2020年2月4日 23時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
篠瀬永都(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！ (2020年2月4日 22時) (レス) id: 2715e61c38 (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期！？) - みーぽんさん» 大丈夫だよ！私も最近忙しいからまた暇なときに！ (2020年1月24日 22時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年1月18日 22時
