너무 좋았다 (yj)

6 ページ7

『あ、水筒...!!!忘れてきちゃった』




ソウルで新しく買ったお気に入りの水筒。

あれ忘れたら明日どうしよう..!




考える暇もなく練習室に戻った。

幸い練習室に灯りは灯っていた。





『失礼します..』





そう言いながら扉を開けると、中ではまだ今日の練習の音楽が鳴っていて、一人がダンスを踊っていた。



思っていたのはヨンジュンだった。鏡の前で音楽を流しながら、黙々とステップの練習をしていた。




こんな時間まですごいな...








思わずその背中に見入っていると、気づいたヨンジュンが振り返った。





「あれ、Aちゃん？まだいたの？」








『水筒忘れちゃって、ヨンジュンはまだ練習？』

　






「うん、自分の気が済むまで踊りたくて」





そう言いながらヨンジュンはまた踊り出した。
その姿は完璧に見えたけど、彼は納得がいってないようだった。





『あれ、水筒どこだ、、』








自分が置いていた場所になくて戸惑った。



「あ、多分その棚の上にある」





とスピーカーの音量を下げていたヨンジュンが教えてくれた。





「取れた？Aちゃん届く？」



ししし、と笑いながらヨンジュンが声を掛けてきた。




『届くよこのくらい！』








「あはは、Aちゃん、今さ、時間ある？
ダンス見ていってくれない？」







そう言ってヨンジュンが椅子を指さして言った。

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す