青い猫の仰せのままに(×in)

親友？恋人に昇格させてよ(tk×in) ページ9

tk side
※リアル設定
tk→in

"俺とたかぎは親友だから。"


全く接点がなかった頃に比べたら、凄い仲良くなったと思う。

苦手意識が強くて関わりたくなくて、メンバーだろうと一言二言話せばいい方だった。

電話をしてく内に気が合いそうだと思ったけど、2人きりはやっぱり緊張してなにも話せなかった時もあったね。


仕事が楽しくなって、メンバーといるのが楽しくなった。

でもそれは、伊野尾くんのお陰かもしれないっていうのが実は俺の本音。

伊野尾くんと仲良くならなかったら、今ももしかしたら一匹狼を気取ってたかもしれないって思ったら、すごく怖かった。


伊野尾くんと仲良くなって、親友と呼んでくれるようになって嬉しかったよ。


元々の滑舌の問題か、俺の名前をいつまで経ってもたかぎって呼ぶよね。
よく俺に話振ってくれるようになったよね。
たまに無茶振りしてくるけど、笑ってくれるならいっかなって思って、頑張ってるの知ってる？
暇さえあれば遊ぶし、一緒にいても苦じゃない相手になれたのは本当によかったよ。


…でも、それだけで俺満足出来なかったみたい。ごめんね？

好きに、なっちゃったんだ。


自覚したのは一緒のベッドで寝た時。

寝顔の伊野尾くんに『可愛いな』って思ったんだ。
それだけじゃない。
『キスしたい』とも思った。


同性からも好かれる存在の君は、性別を軽々しく乗り越えるんだ。


早く君を、俺のモノにしたいよ。伊野尾くん･････

2→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す