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ym｢えっと…｣
in｢……やまちゃんは俺と2人、嫌？｣
どんな会話をしようか考えていたら、真逆の事を伊野尾ちゃんが言ってきた。
そんなわけない。
むしろドキドキし過ぎてやばいくらいだし、どんな話をしたら俺に笑顔を向けてくれるかなって考えてるし、むしろ一緒の空間に入れて、死にそうなくらい嬉しいよ！！
なんて言えるはずもなく『別に』としか返せない俺に、脳内の知 念がため息をついた。
in｢やまちゃん。お話、しよっか｣
ym｢…お話？｣
in｢そ、お話。こんな機会、滅多にないじゃん？｣
ym｢ん…｣
ふわっと微笑む伊野尾ちゃんが綺麗で直視出来ず、目を逸らしぶっきらぼうに答える。
知 念の言う通り。
天邪鬼でチキンで……後なんだっけ？
うんまあ、とりあえずその通りだなって嫌ほど実感したよ。
目の前の伊野尾ちゃんが深呼吸をした。
変な緊張が2人だけの空間を占めている。
in｢…俺ね、知 念からメールが着たから来たの。面白いもの見れるよって｣
ym｢…うん｣
in｢そんで、さ…｣
この流れは、俺が言ってたこと聞いてたよって話をしようとしてるのかな。
そんで振られんの？
まだ告白も出来てないのに？
面と向かって、なにも言えてないのに？
俺の気持ち、全部伝えきれてないのに？
ym｢……そんなの嫌だ｣
in｢え？｣
ボソッと呟いた言葉は伊野尾ちゃんには届かず広い空間に消える。
…どうせ振られるなら、ちゃんと告白したい。
そう覚悟を決めた俺は、正面に座る伊野尾ちゃんの手をそっと握った。
ym｢俺、伊野尾ちゃんのことが好きだよ｣
in｢…っや、まちゃ｣
ym｢言っとくけど、メンバーとしてとかじゃなくて、キスしたいとかの好きだからね｣
in｢う、うん…｣
目を見開かせた伊野尾ちゃんは、顔を俯かせた。
…振るなら、早く振って欲しい。
ym｢伊野尾ちゃん、返事を…。伊野尾ちゃん？｣
返事を催促しようとしたら、繋いだ手がとても熱くなってることに気がついた。
熱でもあるのかと焦る俺の目に、俺が大好きなイチゴ色の耳が映る。
…なにその反応。
さっきまでそんな赤かった？
期待、しちゃうじゃん。
俺にも望みがあるんじゃないかって、思っちゃうよ？
ym｢…好きだよ伊野尾ちゃん。大好き｣
in｢っっ！｣
俺の言葉に大きく揺れる肩。
手は握ったまま隣に移動したら、うるうるの瞳と目が合う。
その目に吸い込まれるように顔を近づけると、2人の距離がゼロになった。
ーーーfin.
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にゃんけんけい(プロフ) - たべっこさん» 伊野尾さんは女体化させようとしたら学パロに走りがちなので、今度は別設定で書きますね！私もありいの大好きなので笑今後ともよろしくお願いします！ (2018年9月26日 8時) (
レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - arin♀すぐに書いてくださりありがとうございます！苦労が絶えない有岡くんが好きです！笑 二人とも可愛いく、癒されました。リクエストに答えて下さってありがとうございます。是非、またarin♀書いて下さい！ (2018年9月26日 2時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんけんけい(プロフ) - たべっこさん» コメント&リクエストありがとうございます！その設定すごく良いですね！ぜひ書かせていただきたいと思います (2018年9月25日 7時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - どのお話も楽しく読まさせてもらってます！リクエストよろしいでしょうか？ar×in♀で、自由奔放で不思議ちゃんな伊野尾さんに振り回される彼氏有岡くんのお話を書いていただきたいです。よろしくお願いします！ (2018年9月24日 23時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんけんけい(プロフ) - ふらわー.さん» 喜んでいただいて本当に良かったです(T_T)全く自信がなかったので…。今後ともよろしくお願いします！ (2018年9月17日 19時) (レス) id: 7b4caff91c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんけんけい | 作成日時：2018年9月4日 5時
