2-22.やさしいぬくもり ページ23
ック……ヒック…
怖くて……次のジュンスの言葉が…
「A……」
どうして……い、いつから……？
突然のことすぎて、頭の中ではそんな疑問が浮かび上がるけど…
今までのジュンスとの思い出や、
ジュンスからもらった優しさ、ぬくもり、キス……
その全てが夢のように、泡のように、消えてしまうことが怖くて…
そしてなにより……傷を負っていたジュンスをまた、
自分が傷つけてしまったことが…つらくて。
ック………ヒック…ヒック
泣いても何しても、知られてしまった過去はもう変えられないのに、
涙が止まらない…
怖くて、ジュンスの顔が見れなくて…目を開けられない…
こんな至近距離で…ジュンスに拒絶されたら…
そんな私の頭を、ジュンスはそのあたたかい手でなで始めた。
ピクッ…
予想以上に私は反応してしまって
するとすぐにジュンスは
「A……大丈夫だよ。心配しないで。」
そう声をかけてくれた。
こんな時まで優しい。大好き……。
「A、目あけて……？」
ささやくように優しい声でそう言い、
ジュンスは私の両腕をつかんでいた手から力を抜いた。
私は恐る恐る目を開けた。
目の前のジュンスが今どんな顔をしているのか怖くてたまらなかった。
至近距離で目が合ったジュンスは…
今まで見たどんなジュンスよりも、やわらかい笑顔で
ニッコリと笑った……
ジュンス…どうしてそんな素敵な笑顔を私に向けてくれるの？
私…のため？私が自分を責めないように？
私はジュンスが分からなくて…ただただ見つめた…。
するとまたニッコリ笑って
「A………大好きだよ」
私の目を見てそう言い、あたたかなその腕で私を包み込んだ。
全く予想もしていなかったジュンスの行動に、
わたしはただただ驚いて
「ジュンス……」
そうつぶやき、その胸の中でジュンスのぬくもりでいっぱいになった。
「やっと……」
「…？？」
「やっと……ありのままのAに出会えた……」
「…じゅ、ジュンス……ヒック」
「ぼくだけの………本当のヌナだよね…？」
「…ッヒック」
「だいすき」
そういうとまた抱きしめた腕を強め、
もう離さないとういうかのように、
まっすぐな目で私を見つめた。
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みぃ(プロフ) - emiさん» なかなか言えないですよねー泣 (2020年7月1日 13時) (
レス) id: 8a20d7ee05 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 見返してまたキュンときています！ (2020年7月1日 13時) (レス) id: c67d7f4d06 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - ホン・ミレさん» コメントありがとうございます☆ひゃー！泣いていただけるなんて…感無量です！自分的にツボはベッドで背中から抱きしめてるところだったりしますw (2014年9月23日 19時) (レス) id: 1a28807fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ホン・ミレ - 自然に、泣いてました(。>ω<。) (2014年9月23日 13時) (レス) id: 644d969a60 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ★(プロフ) - 未来さん» 未来さんアンニョンです(*´ω`*)ユリがきっとこれからバタバタいろんな事やらかしてくれますな(●´ω｀●)笑 (2014年2月27日 7時) (レス) id: 0f6d36eec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ★
| 作成日時：2014年2月19日 13時
