. ページ24
.
向「すみません...閉店後やのに...」
宮「大丈夫ですよ､はいどうぞ｡」
俺たちは店内に入れてホットミルクを渡す｡
「もしかしてですけど...帰れなくなっちゃった感じですか？？」
向「お恥ずかしながら...電車が止まってしまって...」
宮「まあ､ここら辺雪積もりやすいんでね...今日は都心の方もやばいらしいですし」
そんな感じで話していると､佐久間と阿部がご飯を食べにこっちに来た｡
照は確か遅番だから少し遅くなるって言ってた気がする...
阿「今日のご飯なに〜？って...どちら様？」
急な訪問者に2人とも少し警戒してるようだ｡
宮「ああっ､こちらは今日助けてくれたお客さん...名前は...えーっと...」
向「康二､向井康二です｡よろしゅ〜」
阿「えーっと...関西人さん？？」
向「出身は奈良です〜最近上京してきたばっかりなんすよね...」
宮「もし良ければ､ご飯食べていきます？なんなら宿も提供出来なくもないので！」
涼太のその一言で佐久間がビクッてしたのが分かった｡
まだちょっと警戒してるからきっと怖いのだろう｡
俺もきっとそうなる｡
でもこの人...康二なら大丈夫だと思った｡
お客さんとはいえ､あそこまでちゃんと話せたのは初めてに近かったから｡
向「でもっ...」
「"人を助けたい"っていう思いは同じでしょ？」
宮「そうそう｡これも何かの縁なんだし｡どうぞ？」
俺が受け入れてることに阿部も佐久間も驚いてる様子だった｡
向「...じゃあ...お言葉に甘えて...」
宮「んふっ､よし！ご飯の用意しよう！！」
涼太は準備を始めた｡
その際に俺と阿部と佐久間で話をする｡
「康二でいい？あっ､俺は渡辺翔太｡」
向「しょうた...くん？」
「そう！あっ､こっちは佐久間と阿部！」
向「たくまくん...阿部ちゃん？」
阿「最初から阿部ちゃんって呼ぶの佐久間ぶりかも...」
「んで､なんでたくまくん？」
向「えっ､今たくまって言わんかった？」
佐「たくま...ぷっ､お前おもしろいな！！」
あの佐久間が笑った｡
昔のトラウマがあってお客さんは大丈夫だけど､周りが仲良くしてる初めて会う人達にはあんなに警戒してるのに
俺たちの初めての時より打ち解け早くない？とか思った｡
佐「ってか､向井康二って写真家の？？」
向「そうやで！」
佐「俺､1回写真と絵のコラボみたいな特集で共同制作したことあるよ！」
向「えっ...あっ！佐久間って佐久間大介さん？？あのアニメーターの！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1694人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴぃ - 突然すみません。「Schneehaus」という作品が病系のお話の様ですが、こちらとシェアハウスの設定が似ている気がしました。おそらく主様の方が先にこのお話を考えられたのかなと思い報告させていただきました。 (2021年10月19日 5時) (
レス) id: 0d74d06c31 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしています！ (2021年2月7日 18時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 葵さん» リクエストありがとうございます！移行先で書かせていただきます！今後もよろしくお願いします！！ (2021年2月7日 18時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 初めまして。いきなり失礼します。リクエストなんですがdtがfkに初めて弱みを見せたお話をみたいです！ (2021年2月7日 12時) (レス) id: bd32a8802b (このIDを非表示/違反報告)
Ra.(プロフ) - 綾子さん» こちらこそリクエストありがとうございました！今後もよろしくお願いします！！ (2021年1月31日 17時) (レス) id: 87b7a84b39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ra. | 作成日時：2021年1月17日 2時
