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8 魑魅魍魎の主となる ページ23

リクオside
事故があった場所へ行くと、見知らぬ狐妖怪がいた。

アイツ……誰だ?

「やぁ〜っとおでましかい?若頭。」

「誰だ?お前は……」

「怪しいモンではない。大丈夫じゃ、お主の大切な人たちは、妾が責任持って守ってやった。」

「!!お前……姉貴…か?」

「フッ…そうじゃ。ほら、さっさと片付けんか。」

確かに、妖怪がカナちゃんたちを襲っていた。

「よかった…無事で
 カナちゃん、怖いから目つぶっててな」

と、怖がっているカナちゃんに言った。

誰…?と言っていたが、そのままくるっと背を向けて、ガゴゼのもとまで行った。

「子供を殺して大物ヅラか
 オレを抹殺し、三代目を我がモノにしようとしたんなら…
 ガゴゼよ。てめえは本当に…小せぇ妖怪だぜ」

「なんだぁ〜貴様は」

ガッとオレの胸ぐらを掴んできた。
が、首無によって、すぐに離された。

「絡新婦の糸と毛倡妓の髪をよってあわせた特製の糸だ
 動けばさらにしめる!」

「なめるなぁあ
あぁあぁ…」

首無が手下の妖怪を絞めた。


その後も、本家の妖怪の方が、優先だった。

すると、カナちゃんたちがいたままのことに気付き、遅いかかった。

「こいつらを殺すぞ!?若の友人だろ!?殺されたくなければオレを…」

といいかけたとき。

姉貴がガゴゼを尻尾で止めていた。

「ガゴゼよ……こやつらは妾の弟…リクオの友人じゃ。殺そうと言うのなら、まず、妾がお主を殺してやろう。」

ニヤ…と笑いながら、言った姉貴に、ガゴゼは“畏れて”いた。

「しょ、証拠だ!証拠もありゃしねぇのに、若と姫を襲ったと言いがかりを……」

「あるぞ、証拠」

姉貴は、録音したものを流していく。

『あんまりトンネルがこわれなかったようだな…とにかく…ここにいる全員…『皆殺し』じゃ。若と姫もろともな…』

「なっ!いつの間に!!」

「……情けねぇ…こんなんばっかかオレの下僕の妖怪どもは!だったら!!オレが三代目を継いでやらあ!!世の妖怪どもに告げろ、オレが魑魅魍魎の主となる!!」



「全ての妖怪はオレの後ろで百鬼夜行の群れとなれ!!」



そのままオレは、ガゴゼを真っ二つに切った。

9 戻れないのじゃ!!→←7 変化



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設定タグ:リクオ落ち , ぬら孫 , 鯉伴生存   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2015年2月27日 20時

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