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「これはどういう状況なの？」
うん、舘さんじゃなくても聞きたくなるよね。
「舘さんと阿部ちゃんに当てられちゃった２人」
机に伏せてる両隣の２人を手で指したら、舘さんが苦笑した。
「どういうこと…？」
「だって、この写真だよ？」
舘さんの写真を顔の前に持って本人に見せる。
「ああ…翔太のこと思い出した時の」
満足そうに笑うの眩しい…。
あっ！ 待って、やばい！
しょっぴー、ごめんなさい！
舘さん確信犯なのが確定しちゃった…。
ちっちゃい声で「もうやだ…」って呟いたのは、多分僕にしか聞こえてないと思う。
「阿部は何て書くの？」
佐久間くんの写真を見つけてしょっぴーの隣の席へ座った阿部ちゃんに、舘さんが聞く。
「佐久間の？ えっと…首元のほくろ、かな」
写真には、開いたシャツの首元を強調するみたいにネックレスに指を引っ掛けて、淡色のサングラスの奥で色っぽく笑う佐久間くん。
「阿部からその答えが出てくるのが色っぽいね」
ああ、阿部ちゃんも陥落した。
舘さんと佐久間くんの連携攻撃みたいになっちゃったもんね。
「俺も翔太の写真見ていい？」
しょっぴーの前に置かれてる写真を見つけて、笑顔になる舘さん。
写真の中のしょっぴーは、不意打ちだったのかカメラに向かってきょとんとしてる。
きゅるきゅるしてるなぁ…。
「良かった…ちゃんと写ってる」
「…何が？」
少しだけ顔を上げたしょっぴーの顎に舘さんがそっと人差し指をかけた。
親指で口元のほくろに触れる。
「ここ、おいしそうって書こうと思ってて」
しょっぴーが息を呑んでまた固まった。
舘さん、何個爆弾持ってるの。
「涼太ぁ、翔太もう瀕死だからやめたげて…」
「うん？」
佐久間くんの助け舟はちょっと遅かった。
…舘さん悪気がないから、間に合ってても響いてないかも知れないな。
「さ、書こ。全員戻って来たら場所足りないかも」
舘さんのもっともな一言で、ダメージ受けてた３人もゆっくりだけど動き始めた。
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すず(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます！初めて頂いたコメントに嬉しい言葉がたくさん並んでいて、どきどきしています…。また覗いてくださると嬉しいです＾＾ (2022年10月10日 8時) (
レス) id: 042e012db9 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - いきなりコメント失礼します。いつもキュンキュンしながら読ませていただいています。完結おめでとうございます。すずさんの作品大好きです。 (2022年10月9日 16時) (レス) @page48 id: 2fd29c3102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2022年9月4日 11時
