◆Tatsuya.F ページ38
『いいのいいの。照の家は俺の家も同然だから。』
残りのビールを飲み干し、空き缶をゴミ箱へ放り投げる。
Aちゃんは何も言わずに洗面所に向かった。
それから少ししてシャワーの音が聞こえ始めたので、
俺はテレビを付けて大きめのボリュームでお笑い番組を見始めた。
一応、気遣いってやつ?
いつの間にかテレビに夢中になり、ここが照の家だということを忘れていた。
気付けばローテーブルの上に空いたビールの缶が5、6本。
運動して血流が良くなった体は、アルコールが回るのも早く何だか気持ちがフワフワしている。
眠てぇなぁ、と考えながらソファに横になるとリビングの扉が開いた。
A「…飲みすぎじゃないですか?」
『ん?あれ?Aちゃん?
…あぁーここ照ん家だったかぁ。忘れてた。』
ようやく記憶を取り戻す。
『んふ、お風呂上がりの女の子ってかぁいいねぇ。』
自分でも酔ってるのが分かるくらい呂律が回っていない。
何も答えないAちゃんは、再び洗面所の方へ消えていった。
ドライヤーの音がなり始めた頃、俺は意識を手放した。
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y?(プロフ) - 早く続きが見たいです!中々ない物語性で気になって気になってしょうがありませんっ! (2022年8月7日 2時) (レス) @page31 id: a8178521aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ち。 | 作成日時:2022年8月2日 20時