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「…」
唇が重なる直前で、
一世から離れた。
だめ、俺と一世は兄弟。
ほんとの兄弟じゃなくても
兄弟なんだから、
一世は藤井くんのものだから…
「…一世?起きて?
部屋間違えてるよ?」
揺さぶっても一世は起きない。
「…」
しょうがないから
お姫様抱っこで部屋まで連れていった。
「…おやすみ、一世」
頭を撫でて、ベッドに寝かせた。
.
昨日からずっと頭が真っ白。
俺どんな顔して那須に
会ったらいいんだろ、…
まぁ最初から俺は那須の
恋人になれないってわかってるけど…
ドンッ
「あ、すみませ…
って、那須…!」
ぶつかった相手は那須だった。
何で会いたくない時に会っちゃうんだろ、…
「浮所…」
「那須…?」
なんか那須、
いつもと違う…
「ん、!?」
いつのまにか那須に
壁に押しつけられて、
キスされてた。
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年5月4日 11時