naiveな君を…【橙】

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阿部side


1部を終えると、グッタリした康二はスタッフに衣装を脱がせてもらっていた。


阿部)康二ー？よく頑張ったな
俺の背中乗りな？楽屋で少し寝よう


いつもはここでお風呂に入るのだが、今の康二には危険だし、俺がメイクも汗も拭き取ってあげようとおもって、康二を背負って楽屋に寝かす。

メイク落としでラクラクにメイクは落ち、シートと濡れたタオルで身体を拭いてあげた。

阿部)ブランケットかけるよ。よいしょ。
俺も歌舞伎メイク落としてくるから、2部まで少し休んでな


そういって、楽屋から出ると医者がちょうど来てくれた。

一言挨拶をして、俺も2部へ向けて準備を進めた。


.........


次の衣装も着て、康二の楽屋に行くと先生と滝沢くんと照が心配そうに康二の周りに座っていた。


照)結構、太鼓のダメージ来てるっぽい。
目眩、吐き気、だるさ、息切れ、頭痛は少なからずあるみたい。

阿部)もう薬は入れれないの？

照)うん、点滴2つ入れてるから直接貧血に効く薬は今日はもう入れれないみたい。

康二)だいじょーぶ、、いけるっ

滝沢)倒れそうになっても、誰かの肩を借りて支えてもらえ。厳しいこと言うけど絶対にた立ち続けろ。それを乗り越えたらお前は強くなれるから。

康二)はいっ



......



そして、康二はいつも以上の熱い演技で、会場全体を圧巻させやり切った。


お客さんの姿が見えなくなった瞬間に、ぶっ倒れたがメンバー全員が想定していたから、床に激突する前に何人かで支えることできた。



その後は、おじいちゃん先生から検査のために採血もしといた方がいいから、1度病院に行こうといわれ、マネージャーと共に康二は病院にいき、数時間ほどして車椅子で帰ってきた。

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