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You side.
涼「はい、乾いたよ。」
そう言ってさらりと手櫛を通した彼は少し満足そうに口角を上げた。
「ありがとうございます。」
ドライヤーを片付けた彼はそのままキッチンに立った。
涼「さっき起きたってことは、朝食まだなんでしょ？お昼と兼用になっちゃうけど作るよ。」
「えっ、いいんですか？」
普段から作り慣れているのだろうか。
慣れた手付きで卵を割っていく宮舘さん。
何を作るのか気になってカウンターを覗き込むと宮舘さんと目が合って、ふふっと笑われる。
「料理、お上手なんですね。」
涼「まぁ、自炊はするからね。なんか嫌いなものある？」
「あー....グリーンピースが苦手です。」
涼「しょうがない。たくさん入れてあげるよ。」
「え！？」
涼「ふふふ、ウソウソ。」
なんて言って悪戯に笑った。
涼「はい、どうぞ。」
出てきたのはお店でしか見れないと思っていた、パカって開くタイプのオムライス。
卵がぷるぷるで、食べなくても美味しいのが分かる。
「いただきます。」
きちんと両手を合わせて一口頬張ると、まろやかで口当たりのいい優しい味が口いっぱいに広がった。
涼「美味しい？」
頬杖をつきながら私の食べる様子を嬉しそうに見守る彼。
私が大きく頷くと、彼はくしゃっと笑った。
「宮舘さん、お母さんみたい。」
涼「え、お母さん？」
少し驚いた顔をして、拗ねるように口元を歪ませた。
「髪の毛乾かしてくれて、ご飯作ってくれて、色々してくれるのってお母さんかな〜って。ちょっとホッとしますし。」
涼「せめてお父さんって言ってくれる？」
なんて苦笑いする。
ここのところ、ずっと張り詰めていた緊張が緩んでいくような心地の良い時間だった。
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cleam(プロフ) - あゆささん» コメントありがとうございます！何度もお読みいただけて嬉しいです（ ; ; ）手は少しずつ慣れてきました！笑 この際両利きにでもなろうと思います。笑 ご心配ありがとうございます！ (2021年3月1日 21時) (
レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 柚月さん» コメントありがとうございます！全ルート解放しましたので、読んでいただけたら嬉しいです◎ (2021年3月1日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ekubokou0608tksさん» コメントありがとうございます！最終話、全ルート解放しましたので是非読んでみていただけたら嬉しいです＾＾ (2021年3月1日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
あゆさ - ドキドキするストーリーで何度も読んでしまいます(^^)手は大丈夫でしょうか？いつもありがとうございます！ (2021年2月27日 9時) (レス) id: 6566d79835 (このIDを非表示/違反報告)
柚月 - 番外編的でいいので9人全員の結末がみたいです (2021年2月27日 1時) (レス) id: 1cfbcf2dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年2月13日 23時
