secret.74 ページ24
松村「俺ら授業抜け出してあいつを
追い掛けたからこのままこの辺にいる。
深澤くんが来るまで見張ってるから
Aちゃんは授業に戻っていいよ？」
A「……田中さん…大丈夫ですか…？」
松村「途中で誰かと合流するだろうし
俺たちが怪我してもすぐ治るから平気だよ。笑」
A「そうですか…」
松村「今日の夜、深澤くんと一緒に
俺たちの寮に来てくれる？」
A「えっ？ あっ…はい…」
松村「んじゃ後でね。笑」
A「はい…」
保健室を出て授業に戻りその後はソワソワしながらも
他の授業にも参加してたけど…やっぱりさっきの事が
気になっちゃって集中出来ないでいた…
そーいえば…結構な力で腕掴まれたり…
押し倒されたのに…何で何処も…
先生「おーい、雪音〜？ 聞いてるか〜？」
A「あっ…すみません！汗」
先生「ここ、テストに出るからしっかり聞け。」
A「はい！汗」
先生「それじゃあ、次行くぞ〜？」
《 ピコン… 》
ふっか北斗に聞いた、大丈夫か?
A私は平気。田中さんは?
ふっかあいつなら平気、逃げられたけどな…
Aそっか…でも田中さんが
怪我してないならよかった。
ふっか寮に戻る時、一応気を付けろよ?
Aありがとう。
ふっか北斗に聞いただろうけど俺らの寮来たら
多分、照に今日のこと聞かれると思う。
Aうん…
ふっか自分の口から言いにくかったら
そばに北斗居させるから代わりに説明させろ。
Aそれは平気だよ。
ふっか分かった、また先に部屋で待ってるな?
Aうん、分かった。笑
ふっかから田中さんの事を聞けて安心したけど…
さっきの人が逃げたんだとしたらまたいつか来る…
そう思うとまたふっかがいない時に
また来たらと思うと凄く怖かった…
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作者名：はーちゃん | 作成日時：2021年9月13日 23時
