secret.73 ページ23
《 ダンッ！ 》
A「ゔぁっ！汗」
？「大人しくしてろよ？笑」
腕を振り払おうとすれば机に押し倒されたけど…
車に引かれたような…凄い衝撃が身体中に走った…
？「あぁ〜あ…美味そうな血流しちゃって…笑」
A「やっ…やめ…てっ…」
？「ははっ…人間は自分が" 襲われる "って分かると
そーやって嫌がるよな…止めて…止めてって…笑
俺が" 食ってきた奴ら "みーんなそうだった…笑」
A「っ………」
" 熊に襲われた "ってニュースで何人もの人が
帰らぬ人となったけど…全てはこの人のせいだと
分かったら…苦しくなってきた…
？「でも…そんな奴らとお前は違う…笑
お前は珍しいエサだけど…食わないでやる…笑」
A「……えっ…？」
？「お前はあの人の命令で生きられんだ…笑
あの人に感謝しろ…今日からお前は" 仲間 "だ…笑」
そう言いながら首にかかってた髪を避けるから
" 噛まれる "って分かって叫んだ…
A「誰かっ！汗」
？「助けを呼んでも来ねーよ…笑
あの人の" 力 "で聞こえねーんだから…笑」
A「力って…」
？「大人しくしてろ…笑」
A「止めてっ…！汗」
" あと少しで噛まれる "って思った時だった…
《 バンッ！ 》
田中「みーっけ。笑」
松村「あの時はどーも？笑」
？「なっ…お前らっ…」
A「田中さん…松村さんっ…」
？「はっ…お前らだけか…笑」
田中「逃げれば？ まぁ逃げきれないだろうけど。笑」
？「どーだかな…笑 またな、お嬢ちゃん…笑」
《 ダッ！ 》
田中「待てコラッ！怒」
《 ダッ！ 》
A「……どうしてっ…」
松村「あいつを追い掛けてたから…
それより血が…あいつにやられた…？」
A「あっ…これは騎馬戦の練習試合で…」
松村「あいつと関係ないならよかった…
早く消毒しないとだね…笑」
A「あの…ありがとうございます…」
松村「気にしないで？笑 はい…ちょっと痛むよ？」
A「えっ？痛っ…汗」
松村「そりゃ痛いよね…消毒液だもん。笑」
A「松村さんっ…血…平気なんですか…？」
松村「実は結構我慢してる…笑
でも顔だから自分じゃ出来ないでしょ？笑」
A「ごめんなさい…」
松村「謝ることじゃないよ…笑」
《 カチャン… 》
松村「これでよし…笑」
A「ありがとうございます…」
松村「あいつに何か言われた？」
A「……誰かに命令されてたみたいで…
私を仲間にしようと…」
松村「樹が考えてた通りか…」
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作者名：はーちゃん | 作成日時：2021年9月13日 23時
