僕の彼女になってよ。 (ページ40)

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嫉妬したからか分かんないけど。
何かめちゃくちゃAさんに触りたくなって、余裕なんてものは既に持ち合わせてなかった。

ベッドルームに、て言葉に理性が飛ぶ。
されるがままのAさんの色気が、兎に角めちゃくちゃヤバい。

そんな顔、スクリーンで見せてんじゃねーよって思ったら鎖骨辺りに強くキスして。
俺の髪の毛をきゅっと掴んだ手が可愛すぎて、そのまま雪崩れ落ちた。

薄っすら甘いAさんの香りに、ホッとする。

「…ふっかさんが」

『…ふっかさんが、どうしたの？』

…脚、綺麗って言ってたななんて思い出したら。
何か独り占めしたくなったから、太腿にキスする。

『…ちょっと、』

何か見せたくねーな、て思ったからそのまままた強めにキスして。
…よし、完了。

『蓮、映画の感想聞きたかったのに』

「良かったよ、めっちゃ」

『本当？』

「うん。でも妬けたから、もうラブシーンは禁止だわ」

『…禁止って』

「あはは。半分嘘、でも半分本当」

軽いキスを落としたつもりだったけど、そのままAさんが深くするから。…反則。
たまにそういうことすんの、辞めて…欲しくはないんだけど。

「…ねえ、どうしてくれんの、これ」

『…ん』

視線が反転して、俺を見下ろしたAさんの表情が見たことない人みたいで。
そのまま身を任せたら、色気と可愛らしさが爆発しててもう思考回路が意味分かんないことになる。

でも、一つだけ分かったこと。

「…Aさん、愛してる」