僕の彼女になってよ。 (ページ30)

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白石Aふっかさん。めめのお誕生日っていつか知ってますか?

バレンタインの日に、休憩中にスマホを見たらAさんから通知。
え。
誕生日？
明後日なのにAさん、知らないの？
…いや、て言うか。何で俺？
…え、今？何で？

「めめ」

「何、ふっかさん」

ラウールと戯れてるめめに話しかけたら、いつもと変わらずに無邪気な雰囲気。
…いや、リアルガチドラマ班に騙されねーぞ。

「Aさんと何かあった？」

「付き合った」

「ええ？！俺何も聞いてないんだけど！！！」

ラウールが絶叫して、各々過ごしてたメンバーの視線が突き刺さってる。

「何の話ー？」

「阿部ちゃん！！大変、めめに彼女が出来たの！！」

「え！！！」

ラウールの言葉にビックリしたナベが分かりやすく、手に持っていたスマホを落として何故かダテさんがキャッチ。
何だ、これ。

「あ、いや。後で皆に話そうと思ってたから。終わってから話すね」

しれっと言い放っためめが機嫌良さそうに現場に戻っていくから、皆釣られて着いて行ってるけど。
ラウールは興奮気味だし、ナベはぽかんとしてる。

「ほうほう、なるほどねぇ」

阿部ちゃんは何か納得してるし。

あ、取り敢えずAさんに連絡返さないと。

深澤辰哉お疲れ様です!
明後日です。わら

白石Aえ。
ありがとうございます!

そりゃ、知らなかったらビックリするよな。
何でって思ったけど、きっとAさんはサプライズしたくてこっそり俺に聞いて来たんだなって思ったら。
何、あのお姫様。
可愛すぎかよ。

…て言うか、付き合った、て。

え。

え。

えええー？！