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ふっかさん、さっくん、めめ、しょっぴー。
みーんな素敵で良い人達。
流石、玉ちゃんの後輩だな。
「Aちゃんは、飲み物足りてますか？」
『はい、ありがとうございます』
「だから、敬語要らないですよ。」
玉ちゃんがお手洗いに行ってしまって、めめが気を遣って話しかけてくれる。
めちゃくちゃ端正な顔立ちなのに、笑った顔が可愛い。
「どんな人がタイプなんですか？」
「めめ、ナイス質問！！！」
さっくんが大きな声で突っ込んでくるから、視線が全集中。わたしのタイプなんて、興味ある？！
『…笑顔が素敵な人』
「俺じゃん！」
宮っちがふざけて、場が和む。
戻って来た玉ちゃんが、不思議そうな顔をしてる。
「何の話？」
「秘密です」
イタズラっぽくめめが笑って、頬っぺたをぷくっとさせる玉ちゃんが可愛くて。
皆、仲良いんだなぁって呑気に眺めていたらわたしの肩に玉ちゃんが頭を乗せる。
「眠くなっちゃった」
『…』
「玉森くん、あざとい！！逮捕ー！！！」
さっくんがふざけてるけど、玉ちゃんは本当に眠たそう。
…久々のオフでゆっくりしていたのに、来て貰っちゃったし何か悪いことしたかな。
「じゃあお開きにしよっか。」
宮っちの言葉で、皆さん帰り支度。
眠たそうな玉ちゃんのジャケットをハンガーから取る時に、手が触れた。
「…手、冷たい」
『冷え性なの』
「目黒、調子乗んな」
「はーい」
玉ちゃんに引き剥がされためめは楽しそう。
皆、それぞれ自宅が同じ方向で固まって解散になって、車で来た玉ちゃんを見送ろうと駐車場まで一緒に歩く。
『眠たいよね、ごめんね』
「いいの、会いたかったから」
人差し指で車のキーをくるくる回しながら、にこにこ笑ってる笑顔にやっぱりほっとする。
助手席を開けて、じっと見つめられて。
「乗って」
『でも』
「撮られたらまずいから早く」
玉ちゃんのごもっともなお言葉にさっと乗り込む。
運転してる横顔が綺麗で、じっと見てしまう。
「Aちゃん」
『うん？』
「見過ぎ。照れちゃうから」
『…ごめん』
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作者名：白雪
| 作成日時：2023年1月28日 1時
