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亮平「っ、、あ！そういえばおばさんがご飯できたって呼んでたよ、早く行こ！」
早口で捲し立てるようにそう言う亮平に、私は「うん！」と頷いて散らかった画材を片付け始める。
そして、いつものように2人で片付けをしてから、夕食に向かうのだった。
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亮平の家は共働きで、私のお母さんは専業主婦だから、亮平はほぼ毎日私の家でご飯を食べる。
中学生になって学校ではそんなに話をしなくなっても、家ではこの団欒の時間がある。だから亮平とはそんなに距離があるなんて思うこともなかった。
亮平「そういえば、来年は受験だけど志望校決めたの？」
「えぇっ……、なんで亮平がお母さんみたいなこと言うのっ」
亮平「なんでって…。単純に気になるからだよ。」
「うーん、、美術勉強できるところがいいけど高校じゃ近くにないしな〜」
絵で食べていきたい、なんて思えるほど自信はなかったけど、それなりに絵で賞状をもらうこともあって。
だから気持ち的には、美術について勉強できるところに早くいきたかった。
亮平「……特に希望がないなら俺と同じ白雪高にしなよ」
「白雪高なんてめちゃくちゃ勉強しなきゃ私じゃ入れないよ……！！」
突然の提案に、本当に驚いた。
だって、白雪高なんて都内でも有名な進学校。
文武両道をモットーに、学業でも、スポーツでも優秀な人じゃないと入れない、っていうので有名な学校だ。
特に希望がないなんて理由で、目指せる高校じゃない。
すぐに抗議した私に、亮平は全く動じず、ニコニコといつものように笑っていた。
亮平「じゃあ、めちゃくちゃ勉強して？」
「えぇ〜簡単に言わないでよっ」
こういうとこAB型なんだよなぁ。
みんながみんな、亮平みたいに勉強頑張れるわけじゃないんだぞ。って、心の中で悪態をついた。
だけど、今まで亮平の提案を私が断ったはなくて。
結局、亮平が私に甘いように、私も亮平には甘いのだ。
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たぬ(プロフ) - るる様 ご指摘ありがとうございます！気付いておりませんでした、、外させて頂きました。教えて頂いてありがとうございます！ (2021年10月18日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
るる - オリ フラﾀﾄした方がいいかもです(><) (2021年10月18日 17時) (レス) id: 0fbeefd96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2021年10月17日 11時
