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全校生徒が集まれる大講堂には、私たち新入生が入場する頃には他の学年の生徒や先生、新入生の保護者なんかが既に揃っていた。
中学校とは規模が違うな〜なんて、ぼんやりとしながら前の人に合わせて進む。
歩いてる途中に、なんだか視線を感じてそちらを向くと、翔太くんがいた。
口パクで私の名前を呼んでる。
……なんでそんな必死なの？笑
なんだかおかしくてそんな翔太くんを見て笑いそうになりながら、でもこんな場面で笑うわけにもいかないから、こっそり手を振って、笑わないように必死で我慢して前を向き直した。
校長先生のゆったりした挨拶を聞きながら、講堂に吹き抜ける風が、桜の花びらを連れてくる。
綺麗だなぁ。
私は桜が好きだ。
薄ピンク色のそれは、春を知らせる自然のお手紙みたい。
風に運ばれていく桜に目を奪われていると、その花びらは講堂の非常口側、先生達が並んでいる場所にゆっくりと落ちていった。
視線をゆっくりと床から上にあげる。
仕立ての良いグレーのスーツのジャケットから見える、優しくて深い緑色のネクタイ。
おしゃれな先生だなあ……なんて思いながら見上げた、その先生の顔に、息が止まるほど全身に衝撃が走った。
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たぬ(プロフ) - るる様 ご指摘ありがとうございます！気付いておりませんでした、、外させて頂きました。教えて頂いてありがとうございます！ (2021年10月18日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
るる - オリ フラﾀﾄした方がいいかもです(><) (2021年10月18日 17時) (レス) id: 0fbeefd96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2021年10月17日 11時
