No.38 ページ40
渡辺side
楽屋では一冊の雑誌に皆が群がっていた。
言葉にならない感嘆に満ちた溜息と
ギラギラした瞳が渦巻いていた。
「... どうしたの？」
遅れてやってきたAが不思議そうに
声をかけてくる。
「いや〜色っぽ過ぎん？」
「あー、それか」
少し顔を赤くして「それ見んといて」って
顔を手で覆い恥ずかしがっていた。
どこかのホテルの一室。
白のシャツをはだけさせて寝転がるA。
前髪が無造作に瞳にかかり
手は顔の横に上向きに置かれていて
まるで押し倒されたように見える。
艶やかな肌と引き締まった身体
ちらりと見えるベルトの外されたパンツに
情欲がかき立てられる。
なんとも言えない表情と
真っ暗で光のない瞳に
吸い込まれそうだった。
ページを送っていくと
1枚の写真に目が止まる。
白濁のお湯に瞳の下まで浸かるA。
その瞳は涙が今にも零れそうなくらい
溜まっていて。
そして最後のページは
真っ暗な窓辺に座るA。
白い羽が雪のように舞っていて
それを見上げるAの横顔が
とても儚くて怖いくらい綺麗で。
モノクロに近い光の感じで
凄く美しかった。
この雑誌のテーマは「真夜中の影」
凄く色っぽくて儚くて美しかった。
Aの良さが詰まった写真だった。
@aaa
Aのビジュやばくない？
@jjj
色気と儚さMAX
@ooo
表紙の妖艶さがヤバい。
@uuu
これは他担だけど鼻血出そう。
@iii
なんでお湯に浸かってるところで
泣いてるんだろうね。
発売から次の日。
めったにない名誉である重版が決まったらしい。
Aは嬉しいやら恥ずかしいやらで
ちょっと感情が渋滞してたみたいだけど
俺は誇りに思った。
お母さんが亡くなって元気がなかったけども
ようやく元気になってきて、
前より甘えてくるようになってきた。
それが嬉しくて。
まだ小さい弟･妹さん抱えて大変だと思うけど
SnowManにいる時は
みんなの弟なんだから
ひとりじゃないって最強だから
その事を忘れないでほしい。
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れお(プロフ) - mizuiro様、ご指摘ありがとうございます。 (2022年10月4日 21時) (
レス) id: bff8188722 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - No.6のとこ、舘様の名前がないです...! (>_<) (2022年10月4日 19時) (レス) id: c168ba2284 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - さとさん！ありがたいコメントありがとうございます( ¨̮ )❁今後も頑張ります！ (2021年11月10日 23時) (レス) id: bff8188722 (このIDを非表示/違反報告)
さと - この話をよんで感動しました。続き待ってます。 (2021年11月10日 21時) (レス) @page6 id: 8ca27b57ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Leo | 作成日時：2021年11月6日 19時
